「私服に革靴を合わせるのは難しそう…」
「ダサく見えそうで不安…」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
実は、私服に革靴を合わせることは決してダサいことではありません。
むしろ、正しい選び方とコーディネートさえ押さえれば、お洒落なスタイリングを楽しむことができます。
今回は、私服に革靴を合わせるとダサいと思われがちな理由と、おしゃれに着こなすためのポイントを詳しくご紹介します。
なぜ私服に革靴を合わせるとダサいと思われるのか
革靴は、一般的にはビジネスシューズとしてのイメージが非常に強いアイテムです。
そのため、カジュアルな私服に合わせるときに違和感を抱かれることがあります。
特に、光沢感が強く、先の尖ったデザインの革靴は、カジュアルな服装とミスマッチになりやすいです。
このような違和感を招く理由について、詳しく見ていきましょう。
落とし穴1:固定観念のワナ!「革靴=ビジネスシューズ」問題
多くの人が革靴に対して
「スーツに合わせるもの」「かっちりした印象」
というイメージを持っているのではないでしょうか?
これはある意味当然です。
長年、革靴はビジネスシーンで活躍するアイテムとして、私たちの目に触れてきました。
しかし、この固定観念こそが、私服に革靴を合わせる上での最大の障壁と言えるかもしれません。
なので、ビジネスシーンで使用する革靴をそのまま私服に取り入れてしまうと、どうしてもフォーマルすぎて浮いてしまうということです。
特に以下のような特徴を持つ革靴は要注意です。
- 光沢感が強すぎる
- つま先が極端に尖っている
これらの特徴を持つ革靴は、カジュアルな私服との違和感が際立ってしまいます。
浮いてしまうとはどういうことなのか?
突然ですが、想像してください。
半袖短パンのスポーツウェアにビジネス用の革靴を合わすと変だと感じないですか?
多くの方が「おかしい」と感じたと思います。
何を言いたいかというと、こういう事です!
印象が違いすぎる物を掛け合わすと人は違和感を感じる
先程の例えで説明します。
- スポーツウェア → 運動に使うもの → カジュアル
- 革靴 → ビジネスに使うもの → フォーマル
それぞれ上記の印象を持っています。
このかけ離れすぎているものを組みあわせると、違和感がある=浮いているということになるのです。
つまりダサいと感じるのです!
同様の理由でスーツにカジュアルなスニーカーを合わす着こなしに違和感を感じる方も多いと思います。
落とし穴2:ちぐはぐ感の原因!コーディネートのバランス崩壊
革靴自体に問題がなかったとしても、服装との組み合わせ次第でダサく見えてしまうことがあります。
革靴を私服に合わせる際によく見られる失敗例として、これらが挙げられます。
- カジュアルすぎるTシャツと革靴のミスマッチ
- スポーティーな要素の強いアイテムとの組み合わせ
このように、服装全体のテイストが統一されていないと、どうしても違和感が生まれてしまいます。
つまり、服装と革靴の間に生まれる「ちぐはぐ感」こそが、野暮ったく見えてしまう原因なのです。
落とし穴3:細かいところに気を配ろう! 靴の手入れ不足
どんなにおしゃれな革靴でも、汚れや傷が目立っていたら台無しです。
例えば、以下のような革靴の状態が挙げられます。
- 汚れや傷が目立つ
- 革の光沢が失われている
- かかとが擦り減っている
- 型崩れしている
これでは、せっかくのコーディネートも魅力が半減してしまいます。
お気に入りのスニーカーを丁寧に磨くように、革靴にも愛情を持って接することで、あなた自身の印象もグッとアップしますよ。
脱・ダサい! 私服に革靴をおしゃれに合わせる5つのテクニック
ここまで、私服に革靴を合わせるとダサく見えてしまう原因を解説してきました。
「やっぱり、私服に革靴は難しいの…?」
そんなことはありません!
これからご紹介する5つのテクニックをマスターすれば、革靴はあなたの私服をワンランク上へと導く、頼もしいパートナーになってくれます。
テクニック1: 選ぶは「カジュアル顔」! デザインで差をつけろ
革靴と一口に言っても、革靴のデザインは実にさまざまです。
まずは、私服に合わせやすい「カジュアル顔」の革靴を選んでください。
どのように選ぶかと言うと、こちらです。
着ている私服に近い印象の革靴を合わせる。
私服と革靴の印象を近づける事で視覚的な違和感がなくなります。
つまり私服と革靴を合わせてもダサいとならないのです。
では具体的にどのように選べばいいか分からないと思いますので、詳しく解説していきます!
革靴の型による印象の違いについて
まず革靴の形による印象を説明していきます。
まずは、この違いを知る事で、私服に合わせやすい革靴の判断基準の一つとしてください。
紐ありはフォーマルよりで紐なしはカジュアル
これも結論から申し上げると紐なしの方がカジュアルになり、私服とあわせやすいです。
紐ありはどうしても紐なしに比べ、かっちりした印象になります。
紐ありにも種類がある。
左が内羽根式、右が外羽根式と言います。
それぞれの特徴はこちらです!
内羽根式
最初に内羽根式です。
特徴はこちら。
- 靴ひもを通す穴と甲の部分の革が一帯になっている。
- ルーツはスコットランドの王族が作らせた貴族靴。
- カッチリしたフォーマルな印象。
外羽根式(写真右)
続いて外羽根式の特徴はこちらです。
- 靴本体に靴ひもを通すところが上から被さるようになっており、靴に躍動感が出る。
- ルーツは軍隊用の靴ということもあり内羽根式に比べ少しカジュアルな印象。
カジュアルな革靴とフォーマルな革靴の見分け方
今までのお話から革靴は大きく分けて3つに区分できます。
順番で言うと下記になります。
フォーマル ひも付き(内羽根式)>ひも付き(外羽根式)>ひも無し カジュアル
つまり一番フォーマルな内羽根式の革靴を私服にあわせるとダサいということです。
カジュアル度別に見る革靴
カジュアルスタイルに合わせやすい革靴の特徴の具体例はこちらです。
- つま先が程よく丸みを帯びている
- スエード素材やマット質感
- ソールがやや厚め
などがおすすめで、これらの革靴は、フォーマルな印象が和らぎ、カジュアルな服装にも自然と馴染んでくれます。
ただ言葉だけではわかりずらいと思いますので、具体的に見ていきましょう!
ローファー
サドル
ヴァンプ
飾り気がなく甲の部分からつま先に掛けてシャープに曲がっていくデザインのローファーです。
ローファーよりも足を包む部分が大きく、どこかセクシーな印象となります。
この革靴もカジュアルな印象が強く、キレイ目の私服にハマります。
プレーントゥ
つま先に装飾が全くないのが特徴です。
この革靴は飾り気がない分、革質や作りの良し悪しが浮き彫りになりやすいです。
しかしビジネスとカジュアルの両面で使いやすくもっともバランスがいい革靴と言えます。
Uチップ
Uチップは甲の部分がU字かV字に切り替えられています。
ビジネスシューズとしてはカジュアルな部類なので、私服にも合わせやすいです。
しかも着用すると、こなれた感じの印象になります。
モンクストラップ
ウイングチップは革靴の中でも一番装飾がある革靴です。
主にカントリーシューズとして使われていました。
そのためカジュアル使いしやすいですよ!
テクニック2:ちぐはぐ感を解消! コーディネートに統一感を
革靴に合わせる服装選びも、おしゃれに見せるための重要なポイントです。
目指すのは、あくまでも「さりげなく」「頑張りすぎない」おしゃれ感。
革靴に引っ張られるように、トップスやボトムスも少しだけきれいめなアイテムを選んでみましょう。
例えば、
【トップス】
- オックスフォードシャツ
- ポロシャツ
- ニット
- テーラードジャケット
【ボトムス】
- チノパン
- スリムデニム
- ウールパンツ
- クロップドパンツ
これらを合わせると、革靴とのバランスが取れて、洗練された印象になります。
テクニック3:シルエットで魅せる! パンツ選びは慎重に
革靴と相性の良いパンツを選ぶことも、スタイリッシュに見せるためには欠かせません。
おすすめは、こちらです。
- スッキリとしたシルエットのスリムフィットパンツ
- 美しいラインが魅力のテーパードパンツ
これらのパンツは、革靴の存在感を引き立てつつ、脚長効果も期待できます。
さらに、パンツの丈はくるぶしが見える丈にすると、足元がすっきりとして軽やかな印象になりますよ。
テクニック4:靴への愛は忘れずに! 定期的なメンテナンスを習慣に
どんなに高価な革靴でも、手入れが行き届いていなければ、その魅力は半減してしまいます。
定期的なメンテナンスは、革靴の寿命を延ばすだけでなく、清潔感を保ち、あなた自身の印象アップにも繋がります。
- ブラッシングでホコリや汚れを落とす
- クリームで栄養補給と艶出しをする
- 防水スプレーで雨や汚れから守る
これらの簡単なケアを習慣化しましょう。
テクニック5:小物使いで上級者! 個性をプラス
革靴とベルト、バッグなどの小物の色味や素材感を合わせると、コーディネートに統一感が生まれます。
さらに、アクセサリーで個性をプラスすれば、おしゃれ度がグッとアップします。
ポイントは、全体のバランスを見ながら、さりげなく取り入れることです。
まとめ
今回の記事を簡単にまとめました。
- 私服に革靴がダサくならないようにするためには、私服と革靴の持つカジュアルな印象を合わせることが重要。そのためには革靴の特徴を抑えることも必要。
- 私服に合う革靴:ローファー、サドル、ヴァンプ、プレーントゥ、Uチップ、モンク、ウイングチップ
以上、ご参考までに^^