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ズボンの股の破れをふさぎませんか?感動レベルのスーツの修理技術

豆知識
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スーツが破れてしまって、こんなことを思ったことないですか?

スーツの破れが直せたらいいな、、、

実際にスーツ屋で勤めていた時にこの修理に関する問い合わせは多かったです。
その中でも多いのが「スラックスの股が裂けたので、直してほしい」です。
週に最低1回は問い合わせがありました。

そこでスーツ破れをきれいにする修理方法に関してお話していきます。
今回の記事でこんなことが分かります。

今回の記事でわかること
  • パンツを元の見映えにする修理方法についてのメリットとデメリット
  • 股破れに有効的な他の安価な修理方法について
  • お店に修理を依頼するときの気を付けるべきポイント

前半ではスーツの修理方法のメリットとデメリットについて、後半は実際に修理に出す場合の注意点をスーツ店に勤めていた経験をもとにお話していきます。
それでは解説していきます。

パンツを元の見映えにする修理方法

パンツを元の見映えにする方法として「かけつぎ」という修理があります。
では「かけつぎ」という修理がどのような修理方法なのかを解説します。

かけつぎ修理とは?

そもそもかけつぎ修理とは以下の修理方法を言います

かけつぎ修理
破れたところに同じ生地をあて一つ一つの繊維をつむいでいき補修する方法
引用:https://www.nagoya-sarto.jp/

この方法であれば写真のようにほぼ元通りになります。

かけつぎ修理のデメリット

かけつぎ修理は破れていなかったかのように見栄えはきれいに元通りに見えます。
ただしデメリットがいくつか存在します。

かけつぎのデメリット
  • 値段が高額。
  • 破れの範囲が広いとそもそも修理出来ない。
  • 修理箇所の耐久性が元の状態よりも落ちる。

先程記載した通り繊維をつむいでいく修理方法です。
この方法は特定の職人さんしか出来ないことで、しかも時間もかかります。
そのため金額は高額になり、修理費として最低1万円は超えると考えてください。

かけつぎは破れが広範囲だと修理業者から修理不可能と断られます。
もし修理したとしても耐久性は元の状態よりも落ちるので注意してください。

股破れに有効的な他の修理方法

前述のとおり、かけつぎは元の状態のような仕上がりになります。
しかし金額面等でデメリットが多くあります。
そこで「ミシンたたき」という方法もご紹介します。

ミシンたたきとは?

ミシンたたきとはどういう修理方法かというと以下の修理方法を指します。

ミシンたたき
破れた部分の裏から補強の布をあててミシンで何回も縫う方法
引用:https://www.nagoya-sarto.jp/

写真をご覧いただいた通りで修理した後が残ります
しかし股などで見えない所であれば他人からは分かりません。

ミシンたたきのメリット

ミシンたたきのデメリットは見栄えが悪くなる所です
もちろんメリットもあります。

ミシンたたきのメリット
  • 修理金額が安い
  • 広範囲の破れでも対応できる。

かけつぎと違いミシンで縫うだけですので技術もいらず簡単に出来、作業時間も短いです。
なので料金は数千円ほどで、広範囲の破れでも対応はできます。

目立つ仕上がりなので目につく部分を修理する場合は注意が必要です
股などの普段の生活で見えない部分の破れ修理ではかなり有効的な手段だと言えます。

お店に修理を依頼するときの注意点

最後に、お店に修理の依頼をした際の注意点をお話します。

  • お店の人が「直しておきます」と言ったとき
  • 目立つ場所の修理をするとき

それぞれ解説します。

お店の人が「直しておきます」と言ったとき

パンツ修理の際に「直しておきます」とお店の人が言う場合、注意しなければなりません。
なぜかというと修理方法は「ミシンたたき」を指していることが多いからです。
理由は2つあげられます。

  • お客様の費用の負担が少ないから
  • 修理業者の対応も割と早い事が多いから

お客様のことを思っての事なのですが、見映えを気にする方は注意してください。

目立つ場所の修理をするとき

股等の見えない部分であればミシンたたきは有効です。
しかし目立つ場所の時はどちらの修理方法かは確認する事をお勧めします。
具体的言うと後ろポケットの横部分です。

引用:https://www.nagoya-sarto.jp/

ジャケットを着用している時はジャケットでお尻が隠れますので、気にはなりません。
しかしクールビズの期間ジャケットをあまり着用しない方は、けっこう目立ちます。
なので「かけつぎ」か「ミシンたたき」どちらなのかを費用面も含めてお店の方と必ず相談してください。

ズボンが破れる原因

続いて、そもそもズボンが破れる原因についてです。
主な原因と破れを加速させる行動に分けて解説します!

ズボンが破れる主な原因

まずズボンが破れる原因はスーツにテンションがかかりすぎているからです。
主な原因として下記があります。

  • よく擦れる
  • サイズがきつい
  • ポケットに何か入れる

それぞれ解説します。

よく擦れる

まず原因として「よく擦れる」です。
太ももが擦れることで生地が薄くなり、結果的に破れてしまいます。
下記の方が特に擦れやすいので、注意してください!

特にズボンが擦れやすい方
  • 太もものサイズが合っていない方
  • 太ももが元々大きい方
  • 外回りで歩くことが多い方
  • スーツで自転車によく乗られる方

サイズがきつい

次は「サイズがきつい」です。
サイズが小さいと動作をするたびに必要以上のテンションがかかります。
元々、スーツの素材はストレッチがそれほど効いていません。
なので伸びない性質も相まって破れてしまうのです!

ポケットに何か入れる

最後は「ポケットに何か入れる」です
破れる理由は先ほどのサイズがきついと同じです。
物を入れた分、ゆとりがなくなるので、動作をする度にテンションが掛かりやすくなります。

破れやすさを加速させる行動

破れる原因がある方で下記の行動を取ると、さらに破れやすくなります!

  • 同じスーツを毎日着ている
  • クリーニングによく出す
  • スーツの手入れをしない

痛みの進行が早くなりますので、ご注意ください。

ズボンが破れないようにするには?

ズボンが破れないようにするにはどうすれば?
この疑問に対してはこちら。

  • サイズを大きくする
  • ポケットに物を入れない
  • スーツを毎日着ない
  • シックを大きくする
  • ストレッチ素材のスーツを購入する

それぞれ解説します。

サイズを大きくする。

まず1つ目がこちら。

サイズを大きくする

サイズを大きくするとゆとりが生まれます。
テンションの負荷を軽減できるので破れにくくなりますよ!

👇修理が出来るか出来ないかはこちらの記事を参考に

ポケットに物を入れない

2つ目がこちら。

ポケットに物を入れない

ポケットに物を入れなければ、必要以上に負荷がかかりません。
なので、これを行うだけでも破れにくくなりますよ!

スーツを毎日着ない

3つ目はこちら。

スーツを毎日着ない

スーツを休ませる事で、汗が抜けるので痛みにくくなります。
なので、複数着のスーツをローテーションして着用してください!

複数着もスーツを買えない!

そんな方にはスーツを2パンツで購入することをおすすめします!
スーツを複数着買うよりも出費は抑えれますよ^^

👇スーツを複数着購入できない方はこちらの記事をご覧ください。

シックを大きくする

最後はこちらです。

シックを大きくする

股に付いた三角の部分(👇写真)をシックと言います。
股の汗を吸ったり、股の擦れを少なくしてくれます。
つまり股ずれを少なくするための仕様なんです。

引用:https://shufunote.com/suit-zubon-matazure-bousi

シックを大きくすると、股と直に生地があたる部分が減るので、傷みにくくなるということです。

ちなみにシックは1,000円ほどで大きくできますよ!

ストレッチ素材のスーツを購入する

最後はこちらです。

ストレッチ素材のスーツを購入する

最近、ポリエステル素材であれば、ストレッチ性のスーツも多く販売されています。
機能的なスーツを購入する事で破れにくさを軽減できますよ!
とくにポリエステルのスーツでおすすめは松希バンチ「No.4」
撥水加工もあったりと種類が多くていいですよ!

もしポリエステルスーツが嫌だという方はこちらがおすすめです。

天然素材のストレッチ性のある生地
  • REDA
  • ドーメル
  • トラバルト・トーニャ など

これらであれば、ウール100%でストレッチ性の生地もありますよ。

ストレッチ素材だからと言っても、限界があります。
なので細身好きな方も、多少のゆとりは取って下さい

👇ポリエステルのスーツのデメリットはこちらに記載しています。

まとめ

スーツのパンツが破れた際の修理方法についてお話してきました。
簡単に記事内容をまとめると以下です。

まとめ
  • かけつぎ修理 → 修理費は高額になるが見栄えは元の状態に近い。
  • ミシンたたき → 修理費は数千円で済む。見栄えを気にしなければ広範囲でも対応できる。
  • お店の人は修理対応としてミシンたたきを想定している。なので修理内容はしっかり確認する。
  • 破れる主な原因はスーツにテンションが掛かりすぎている。
  • 破れにくくする対策としてサイズを大きくしたり、シックを入れたりなどがある。

以上、ご参考までに^^

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