そのスーツ一生着れなくなりますよ!雨に濡れた後の対処法と予防生地

手入れ方法

前回でスーツの基本的な手入れついてお話しました。
そして今回も手入れについての続きをお話しします!
早速ですが、みなさんこんな経験ないですか?

スーツが雨に打たれて濡れてしまった時に

スーツが痛むのが嫌だなあ。

雨に濡れるたびにクリーニングが面倒。

と思ったこと1度はありますよね?
雨に打たれることは割とあるかと思いますし、ほったらかしにしたら最悪の場合、そのスーツを捨てないといけなくなります。
なので本日は

そのスーツ一生着れなくなりますよ!雨に濡れた後の対処法と予防生地

というテーマでお話していきます。
この記事を読み終えると、

  • スーツが雨に濡れた時の対処方法がわかります。
  • 雨に濡れてしまうといけない理由がわかります。
  • 撥水加工があるスーツ生地についてわかります。

この雨に関する話は実際にお客様がよく悩まれており、

雨のときってどうすればいいの?

という感じで、お客様に何度も聞かれたものです。
そのときに手入れの方法であったり、以前の投稿でお話した撥水加工の生地をご紹介しています。

以前、ご紹介した撥水加工の生地を書いた記事はこちらからご覧ください。
ジャージみたいに着れるスーツとゴアテックスみたいなスーツ

お客様に実際にお話する内容を今回お届けします!それでは本編です。

【スーツが雨に濡れた時の対処法】

雨に濡れた時にやること

雨に濡れた時は

  1. 乾いたタオルで雨を吸い取る。(注意:タオルで擦らない。)
  2. ハンガーにかけて風通しの良いところで乾かす。
  3. ブラッシング

のみです。
やることはシンプルですが、効果アリですよ。

ちなみにブラッシングに関しては過去のブログもご参照ください。

かなりびしょ濡れになってしまった場合

引用:https://www.global-style.jp/

上記の1~3を行った上で、迷いなく

クリーニング

に出してください。
やらずに放っておくと写真のようにスーツに凸凹が出来てしまい、ヨレヨレになってしまいます。

雨に濡れるとスーツが痛むだけでなく、見栄えも良くないのでクリーニングに出しましょう。

【雨に濡れてしまうといけない理由】

雨に濡れてしまうといけない理由はおもに2つです。
それぞれ見ていきましょう!

カビが発生

引用:yahoo.co.jp

パッカリングが起きる

引用:https://www.global-style.jp/

スーツに使われている素材のウールは湿気を吸収します。
なので濡れたままで放っておくと

  • カビ
  • パッカリング

が起こり、写真ような状態になってしまいます。

とくにパッカリングは、あまりひどいと元の状態に戻すのが難しくなります。
クリーニングに出しても戻らないこともあるので、先ほどで少しお話したびしょ濡れで放っておくといけない理由がここにあるんです。

【撥水加工のあるスーツ】

そもそも生地に撥水加工が付いているので、普通のスーツに比べ手入れが格段に楽になります。
ではその機能がついている生地をご紹介していきます。

REDA ATTO

引用:https://www.global-style.jp/

特徴は

  • 撥水加工
  • ストレッチ生地
  • 生地が薄い

という特性を持っています。
雑誌にも取り上げられるくらい注目されている生地です。

レダに関する関連記事はこちら
【レダ】という新しい物好きなおじいさん‼世界が認めるスーツの生地

DORMEUIL 「iconik」

引用:https://www.global-style.jp/

高級服地メーカーのドーメルからも撥水加工の生地があり、

  • 撥水加工
  • ストレッチ性
  • 光沢感も抑えめ
  • 目付250g/mで春秋冬に対応

こちらも先程のREDA ATTOと同じような機能性を兼ね備えています。
ただ生地の厚さも薄すぎず、厚すぎずと丁度良い分厚さで、年間通して着やすいくらいの生地は魅力的です。

ドーメルに関する関連記事はこちら
ドーメルって?生地でパリコレブランドを骨抜きにする魅力とは?

御幸毛織

引用:https://www.global-style.jp/

日本を代表する生地メーカーです。
夏場であれば、かなり薄い生地や赤外線を跳ね返すような生地もありますし、冬場の生地では赤外線を吸収するような生地もあります。
特に機能性がある生地が豊富であるので、このメーカーは私の一押しですね。

生地に関する補足

ビジネスマンにとって快適さは重要なので、ご紹介した生地のスーツは撥水機能もありつつ、ストレッチ性能もあるものを選んでいます。

セレクトショップのお店には少ないかもしれませんので注意してください。先に店員さんに問い合わせてみるのもおすすめします。

【まとめ】

雨に濡れた時は

  • タオルで水分を吸い取ったら、ハンガーで乾かす。
  • びしょ濡れの時はクリーニングに出す。出さないとカビが発生し、スーツが波打つ。
  • 予防策として、撥水加工のあるスーツを選ぶ。

以上、かなり簡単ではありますが、ご参考までに。

手入れの基本が気になる方はこちらよりどうぞ。
スーツの手入れをしないとか勇気ありますね(笑)手入れは絶対の理由
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