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スーツのオールシーズン、夏冬の見分け方!季節に合わせた購入方法!

スーツを選ぶポイント
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日本に四季があるように、スーツに季節があるのは知っていますか?
これを知らないと夏に冬物のスーツを着ていたり、逆に冬に夏物スーツを着てしまうという事が起こります。
なので今回はスーツの季節を見分ける方法をお届けします。

この記事でわかること
  • スーツ購入時に季節に適したスーツを選べます。
  • スーツ購入で素材や織り方までこだわることが出来ます。

それでは解説していきます。

季節感を知る方法

スーツの季節感を見分けれるためにどうすればいいのか?

  • 既製スーツ
  • オーダースーツ

それぞれ解説していきます。

既製スーツ

まずは既製のスーツからです。
どのように確認するかお話しします!

裏地の張り方

裏地がどういう風に貼られているかを確認してください。
既製服であれば下記の写真のようになっている事が多いです。

春夏=背抜き

秋冬=総裏

ちなみにオールシーズンの場合も総裏が無難ですよ!

👇背抜き、総裏の特性はこちらの記事で説明しています!

実際に透けるか確認

スーツの仕様が背抜きの場合は透かして見てください。
もし生地が透けるのであれば、そのスーツは完全に春夏のスーツです!

オーダースーツ

オーダースーツの場合は生地から選ばないといけません。
生地からだと正直、季節感は分かりにくいです。
しかし以下の3つを確認すれば判断できますよ!

  • 生地のグラム数を確認する。
  • 生地の素材を確認する。
  • 生地の織り方が平織か綾織か確認する

それではそれぞれお話していきます。

1. 生地のグラム数を確認する。

まず生地の重さを知る事で季節感の目安が分かります。
まずこちらの写真をご覧ください。

写真の赤丸のような重さ表記を見つけてください。
これは生地の分厚さで、g表記は1mあたりの生地の重さを表しています。
軽ければ薄く、重ければ生地が厚いということです。
しかしg数が分かっても具体的な数字がわからないと季節感は当然わかりません。
では具体的な目安をお話します

  • 春夏:240g以下
  • オールシーズン:240~260g
  • 秋冬:260g以上

たとえば写真のg数は320gなので260g以上あります。
なので写真の生地は秋冬の生地という事です。
このように表記を確認することで、季節を間違えることなくスーツを購入できますよ!

2. 生地の素材を確認する。

重量以外に素材見分けることが出来ます。
適した素材のスーツを着れば機能的にも見栄えも季節にあいますよ!
では具体的にはこちらの素材です。

春夏向きの素材
  • モヘア(ヤギの毛)
  • リネン(麻)
  • コットン  など

モヘアとリネンは通気性があり、コットンは吸湿性があります。
どの素材も見た目に清涼感があっていいですよ!

秋冬向きの素材
  • カシミア
  • サキソニー(少しだけ起毛した生地)
  • コーディロイ

どの素材でも保温性がありあたたかいです。
さらに見た目もあたたかい雰囲気をだせます。

適した季節感の素材を選べば機能的にも見栄えも、その季節に合ったスーツとなります!
ここでご紹介した中で仕事で使いやすい生地はモヘア、カシミア、サキソニーです。
なぜかというとカジュアルな印象とならないからです。

ringjacket.co.jp
モヘア混のスーツ
Pinterest
カシミア混のスーツ
micheleandshinitaly.com
サキソニースーツ

対してリネンやコットン、コーディロイは生地の表情が独特でカジュアルになります。
スーツというよりかは私服のセットアップという印象の方が強いです。

batak.jp
リネンスーツ
vightex.com
コットンスーツ
kakaku.com
コーディロイスーツ

なので今回とりあげた中ではモヘアとカシミア、サキソニーがどのご職業でも対応できるのでおすすめです。

素材表記はアルファベット所も

素材の表記はアルファベットで表記されているところも少なくありません。
一例を下記に示しましたので、ご参考にどうぞ。

リネン:Li
モヘア:MO
カシミア:CA
アンゴラ:AN

表記はお店によって違います。
分からない場合は店員さんに聞いてみてくださいね。

3. 生地の織り方が平織か綾織か確認する。

スーツの季節感は生地の織り方でも現れます。
一般的にはこちらです。

  • 春夏:トロピカル(平織)
  • オールシーズン~秋冬:ツイル(綾織)

具体的にそれぞれ見ていきましょう。

春夏:トロピカル(平織)

春夏の生地は画像のような織り方が多いです。
この織り方は下記の特徴があります。

  • 風通しが良い
  • 耐久性が高い
  • 生地の光沢は弱い
オールシーズン~秋冬:ツイル(綾織)

秋冬の生地は画像の織り方が多いです。
この織り方の生地の特徴はこちらです。

  • 糸と糸との隙間が少ない
  • しなやかで光沢が出る
👇基本的な生地の選び方はこちらをご覧ください

季節ごとのベストな購入時期

最後にスーツを購入する際のベストな購入時期について以下の流れでお話していきます。

  • 新作スーツをすぐにでも欲しい方
  • お得にスーツを購入したい方

それでは解説していきます。

新作スーツをすぐにでも欲しい方

新作がすぐに欲しい場合はこちらです。

  • 春夏が欲しい場合:2月
  • 秋冬が欲しい場合:9月

この時期が新作が入荷した直後で一番種類が多いです。

お得にスーツを購入したい方

お得に購入したい方は新作の入荷前が在庫を処分しないといけないので、こちらの時期がねらい目です。

  • 春夏のセール時期:7月
  • 秋冬のセール時期:1月

ただしセール時期でのご購入を検討の方は、サイズや色柄が少なかったりします。
特にM,Lのサイズは着用される方が多いサイズなので在庫が無い事が多いのでご注意ください。

スーツのオーダー店は基本的にセールがありません
しかしセール時期に左右されず、いつでも気兼ねなく購入できます。

👇スーツの買い方の流れや注意点を知りたい方はこちら

スーツの夏冬選びで間違えかけたお客様の話

これは私が実際にあるお客様を接客した時の話です。
予約のかなり前にお客様が来られ、準備が出来てませんでした。
そこでお客様に生地を見て頂きながら、お待ちしてもらう事に。
準備が終わったのでお客様のところにむかうと、お客様からこう言われました!

生地が決まりました。

冬物のスーツを選んでいる、、、
大丈夫かな、、

早いですね!
ちなみに今回どういうスーツをご希望ですか?

今回選んでいただいた生地が適しているか確認したいので、もしよろしければご職業や用途もお伺いしてもよろしいでしょうか?

営業職の仕事をしています。
車での移動がほとんどなので季節に関係なく仕事でつかえるスーツが欲しいです。

なぜこの生地を選ばれたんですか?

柄が気に入ったからです。

このままいくと季節が冬物のスーツをご購入してしまう、、、

そこで私は生地の説明を行い、おなじような柄でオールシーズン対応の別生地をご提案。
そしてご提案した生地にお客様は変更してくれました。

知らず知らずのうちに季節外れのスーツを買わないように注意してください!

まとめ

本日の内容をまとめると以下です。

まとめ
  • 生地のグラム数240g以下は春夏、240~260gがオールシーズン260g以上は秋冬生地。
  • モヘアは春夏、カシミアとサキソニーは秋冬で選ぶ。しかもこれらはどのご職業にも対応できる。
  • 平織は春夏、綾織は秋冬に適している。
  • 購入の時期は2月と9月で、セールを狙う場合は7月と1月。

以上、かなり簡単にまとめましたがご参考までに^^

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