革靴を購入するときにこんなことを聞いたことないですか?
「革靴のサイズはきつめがいい。」
これに対してこんなことを思っていませんか?
少しきつめの革靴ってぴったりすぎるのでは?
ですが、革靴がぴったりすぎるのは正解です!
ではなぜ革靴がぴったりすぎるのが正解なのかを解説していきます。
- ぴったりすぎる革靴を選ぶ理由が分かります。
- 革靴のサイズの選ぶポイントが分かります。
- 革靴のサイズ表記が分かります。
それではお話します。
革靴はぴったりすぎるが正解の理由
革靴がぴったりすぎるのが正解の理由はこちらです。
- 履きこむにつれて革が伸びる
- 履きこみにつれてソールが沈み込む
それぞれお話します!
履きこむにつれて革が伸びる
まず1つ目の理由がこちらです。
履きこむにつれて革が伸びる
履き続けると革靴の硬い革が柔らかくなり、伸びてきます。
つまり革靴が伸びることで、少しゆとりが生じるのです。
履きこみにつれてソールが沈む
2つ目の理由はこちらです。
履きこむにつれてソールが沈む
先程と同じで履きこむとソールも沈みます。
つまり元々の位置よりも下がるので、甲部分にゆとりが生まれるのです。
ゆるい革靴を履くとどうなる?
つぎに革靴がぴったりすぎるのが嫌で、ゆるいのを履くとどうなるのか?
これについて解説します!
結論はこちら。
- 足が疲れる。
- 足にケガをする
- 足裏が臭くなる。
正直、デメリットでしかないです!
なぜこのようなデメリットが生じるかを、それぞれ解説します。
足が疲れる。
革靴のサイズが合わないとこのような事が起こります!
- 体感的に靴を重く感じ、足が疲れる。
革靴のサイズが大きいと、体感的に靴を重く感じます。
それが原因で、足が早くに疲れてくるということが起こります。
足にケガをする
サイズが大きいとダメな理由の2つ目がこちらです。
- 靴擦れを起こし、足にケガをする。
歩いたときに靴の中で足がずれ、革靴と足が擦れます。
歩き続けると、何回も擦れて痛みが生じてくるという事です!
歩行姿勢が悪くなる。
3つ目の理由がこちらです。
- 歩行姿勢が悪くなる。
サイズがあわないと歩きづらくなります。
靴擦れを生じているのならなおさらです。
そうなると無意識にバランスを取ろうと異常な歩き方となり、歩行姿勢も悪くなっていくのです。
歩行姿勢が悪くなると、体への負担も大きくなります。
足腰や背中に不調をきたすこともあるので注意してください!
足裏が臭くなる。
最後はこちらです。
- 足裏に汗をかきやすく、足が臭くなります。
サイズがゆるいと歩行時に靴内で足がずれ動きます。
そのずれ動きにより摩擦熱が生じ、靴内が暑く蒸れた感じになっているのです。
なので靴の中の温度が上がり、通常以上に汗をかきやすいのです。
サイズが大きい時の改善策
革靴のずれ動きが無くなれば問題ありません。
なので現時点でサイズの大きい革靴を履いている方は、下記を行うと改善されますよ!
こうすることで靴も軽く感じられ、さらにケガのリスクも減らせます!
逆に革靴が小さく、かなりきつく感じる場合、買い替えをおすすめします。
革靴のサイズ選びのポイント
「足のケガ」や「足が臭い」を無くすには、サイズ選びは重要ポイントです!
なので、サイズを決めるときはこの3ポイントを抑えてください!
- 「足が1番むくんでいる時」
- 「スニーカーサイズより小さめにする。」
- 「フィット感を確かめる。」
ではそれぞれお話していきます!
足が1番むくんでいる時
まず大事なポイントがこちらです!
足が1番むくんでいる時に試着
なぜなら次の日に履いてみたらきつくて足が入らないという事が起こりにくいからです。
そのためにご自身のむくんでいる時間を知る事が重要です。
一般的には夕方〜夜にかけて足サイズが大きくなる傾向があります。
人は起きている時、足が下になるので血流が足に行きます。
なので起きてから時間が経過すると、徐々に足がむくんでくるという事です。
ただ個人差があり一概には言えません。
なのでご自身の体調をしっかり把握しておいてください。
スニーカーサイズより小さめにする。
革靴を選ぶ際、必ずスニーカーのサイズよりも小さくしてください。
なぜなら革靴を選ぶ際は革靴とスニーカーでサイズ表記の考えが違うからです。
どういうことかを説明します!
革靴のサイズ表記
- 素足のサイズが基準となっている。
スニーカーのサイズ表記
- 実際の靴の大きさが基準となっている。
ではどのくらい小さいサイズにした方が良いかです。
一般的には下記のサイズを購入してください!
スニーカーのサイズよりも1~1.5センチ程度革靴は小さいサイズ
ただ足のサイズや形に個人差があります。
あまり参考にはせずに必ず試着を行ってください!
フィット感を確かめる。
最後にフィット感を確かめてください!
ポイントは4つです。
①足の一番広い所
まず最初は着用により最も広がる部分です。
ポイントはこちら
必ず立った状態で、点ではなく面で触れるているか確認する。
これが出来ていないと圧迫感を感じて歩行時に痛みが出ます。
逆にゆるすぎると靴擦れします。
②甲の高さ
次は甲の高さです。
親指の関節上あたりの甲部分にある隙間が少し余裕があるくらいか確認する。
もし隙間が大きすぎると履きジワが深くなりすぎたり、甲の皮膚が履きジワに挟まり痛みを伴うようになります。
③かかと
つづいてのポイントはかかとです!
抑えてほしいところはこちら。
歩いた時にかかとにしっかりついてくるか確認する。
もし、かかとがついて来なければ靴がカパカパしてしまいます。
④革靴の履き口
最後は革靴の履き口です!
歩いた時にくるぶしが当たって痛くないかを確認する。
これが出来ていないと靴擦れが多発します。
靴擦れが多い方はチェックしてくださいね!
革靴のサイズ表記
最後にサイズの目安をお伝えします。
なぜお伝えするかというと革靴のサイズ表記は日本表記と違う場合が多いからです。
この知識を知っていると店員さん無で自分のサイズが分かりますよ!
ではサイズを具体的に見ていきましょう。下の表をご覧ください。
日本サイズ(JP) | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 | 27.5 | 28.0 |
ヨーロッパサイズ(EU) | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 |
イギリスサイズ(UK) | 6.0 | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 8.0 | 8.5 | 9.0 | 9.5 |
アメリカサイズ(US) | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 8.0 | 8.5 | 9.0 | 9.5 | 10.0 |
国によってサイズの表記が異ることがお分かりいただけたかと思います。
なので、26㎝の革靴を買おうと思えば店員さんに頼らずとも目安が分かるという事です。
注意点としてご紹介したサイズ表記はあくまでも一般的な表記です。
もちろん革靴を成型する木型(ラスト)やブランド、デザインにより大きさが異なります。
なのでサイズを絞るための目安とお考え頂き、必ずご試着してください。
まとめ
今回は革靴の合わせ方についてお話しました。
まとめると下記です!
- 革靴のサイズが合っていないと足が疲れたりケガに繋がる。さらに足も臭くなる。
- 革靴を選ぶ時間は一番むくんでいる時間を選ぶ。
- フィット感を確かめるために試着は必ず行う。
以上、ご参考までに^^