突然ですがスーツの選び方だけで知ってもダメなんです!
なぜなら革靴がスーツに合っていないと結局ダサくなるからです。
かなり極端な例でいうと
「日本のお葬式に茶色の革靴を履いている。」
もちろん、こんなことをする方はいないかと。
しかし小さいながらもおかしなことを起こしている人もいます!
なので本日は革靴の選び方についてお話しします。
- 革靴のデザインについて詳しくなります。
- 選ぶ革靴がフォーマルかカジュアルかが分かります。
- スーツもしくは私服の革靴選びに失敗しなくなります。
過去、私自身が靴選びでどれを選べばいいか知りませんでした。
実際、自分の好みの靴を購入し、その靴があまりフォーマルでなかったこともあります。
このようなこともあるので革靴の知識を入れる事も損はないと思います。
私の話はここまでとして、それでは革靴の話をしていきます。
はじめに
まずはじめに革靴には「ひも付き」「ひも無し」があります。
さらにひも付きを区分すると「内羽根式」「外羽根式」という風に分かれます。
それぞれに特徴があるのでお話していきます。
ひも付き(内羽根式)
まず上の画像を見てください。
靴ひもを通す穴と甲の部分の革が一帯になっています。
この革靴を内羽根式と言います。
特徴はこちらです。
- フォーマルな印象。
- 黒色の革靴だと一番、冠婚葬祭で適している。
特徴から分かる通りフォーマルな印象を持ちます。
なのでビジネスシーンにぴったりな革靴なんです!
内羽根式のルーツはスコットランドの王族が作らせた貴族靴です。
歴史的背景からも、印象がカッチリしています。
ひも付き(外羽根式)
つづいて外羽根式です。
外羽根式は靴ひもを通すところが上から被さっている革靴を指します。
- 靴に躍動感が出るので、ややカジュアルな印象となる。
外羽根式はビジネスだけでなくカジュアルな時にも使いやすいです。
かなり汎用性が高い靴といえます。
ちなみに外羽根式のルーツは軍隊用の靴です。
内羽根式にくらべカジュアルな印象を持ちます。
ひも無し
最後にひも無しです。
言葉通りですが靴ひもを通すところが無い革靴を指します。
印象はこちらです!
- 外羽根式よりも、さらにカジュアルな印象になる。
かなりカジュアルな革靴ですので、冠婚葬祭には向きません。
なので冠婚葬祭には他の革靴をおすすめします!
ひも無しの革靴のルーツは英国王室や貴族階級の室内靴。(諸説あり)
ようはスリッパで、歴史的にもカジュアルな靴なんです!
革靴のカジュアル度比較
先程までの話をまとめると、こういう感じになります!
フォーマル ひも付き(内羽根式)>ひも付き(外羽根式)>ひも無し カジュアル
つまり内羽根式が一番フォーマルで、ひも無しが一番カジュアルということです。
革靴の種類
基本事項をご理解いただいたので、次に革靴の種類をご紹介いたします。
ここでは以下に分けてご説明します!
- 「フォーマルな革靴」
- 「カジュアルな革靴」
- 「フォーマルとカジュアルを兼用しやすい革靴」
それでは、お話していきます。
フォーマルな革靴
最初にフォーマルな革靴をご紹介します。
「ストレートチップ」が一般的にフォーマルとされています。
ストレートチップ
甲の部分からつま先にかけての場所に、まっすぐ切り返しの線が入ったデザインの革靴です。
- ビジネスで使える基本の1足。
- フォーマルな印象がある。
- 黒色は冠婚葬祭に一番適している。
ドレスシューズとしての基本で、冠婚葬祭にもっとも適した革靴でもあります。
なので、かならず黒の1足は持っておくべき革靴と言えます。
カジュアルな革靴
つぎにカジュアルな革靴です。
今回は3種類ご紹介します。
- 「ローファー」
- 「サドル」
- 「ヴァンプ」
それではどうぞ。
ローファー
スリッパのように履けるのが特徴の革靴です。
革靴としてはビジネスとカジュアルの両面使えます。
しかし靴自体の背が高くないので軽快な印象があり、革靴の中ではかなりカジュアルです。
そんなカジュアル感のあるこの靴は夏のスーツスタイルやジャケパンスタイルが定番になっています。
サドル
靴中央の靴紐を通す付近にかけて、馬の鞍(サドル)のように革を切り返したデザインが特徴です。
革の切り替えし部分だけ色が変わっているデザインもあることから、革靴のなかでは比較的カジュアルな部類です。
ヴァンプ
飾り気がなく甲の部分からつま先に掛けてシャープに曲がっていくデザインのローファー。
ローファーよりも足を包む部分が大きく、足元をセクシーな印象にしてくれます!
正直、スーツに合わせにくいです。
しかしキレイ目の私服にはとてもハマります!
フォーマルとカジュアルを兼用しやすい革靴
最後にビジネスとカジュアル兼用しやすい革靴です。
- 「プレーントゥ」
- 「Uチップ」
- 「モンクストラップ」
- 「ウィングチップ」
今回はこの4つをご紹介します。
プレーントゥ
つま先に装飾が全くないのが特徴です。
この革靴は飾り気がない分、革質や作りの良し悪しが浮き彫りになりやすいです。
しかしビジネスとカジュアルの両面で使いやすくもっともバランスがいい革靴と言えます。
Uチップ
甲の部分がU字かV字に切り替えられている革靴をUチップと言います。
ビジネスシューズとしてはカジュアルな部類です。
しかし、スーツにも問題なく合うので汎用性の高い靴でもあります。
しかも合わせやすいのにこなれた感じが出るので、個人的にはかなりおすすめです。
モンクストラップ
ベルトと金属製のバックルでシューズのフィット感を調整できるのが特徴です。
また革靴のなかでも、最も華やかさがあると言われています!
もちろんオンオフ問わず使えるので、汎用性も高いですよ。
ちなみに、この革靴のルーツは修道士が履いていた靴なんです。
ウィングチップ
甲の部分からつま先にかけての場所に、W(ウイング)の切り替えがあるのが特徴の革靴です。
この革靴はクラシックで渋い雰囲気が出ます。
なので、クラシックな雰囲気の着こなしがお好きな方におすすめな革靴なんです!
つま先の模様は「メダリオン」と言い、穴1つ1つは「ブローグ」と呼びます。
なので「メダリオンシューズ」、「ブローグシューズ」といった呼ばれ方もしています。
まとめ
今回は革靴についてお話しました。
簡単にまとめるとこんな感じです。
- 革靴にはフォーマルよりの「内羽式」、カジュアルよりの「外羽式」がある。
- フォーマルな革靴:ストレートチップ
- カジュアルな革靴:ローファー、サドル、ヴァンプ
- 兼用しやすい革靴:プレーントゥ、Uチップ、モンク、ウィングチップ
以上、ご参考までに^^