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チェンジポケットがダサいだと?スーツのデザインを一から教えます!

スーツデザイン
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早速ですが、スーツのデザインでこんなことを気にしていませんか?

  • チェンジポケットってダサいの?
  • ポケットが斜めになっているのはどうなの?

もし直接誰かに言われたときには余計にスーツのデザインって気になりますよね。
そこでスーツのデザインをすべてこの記事で記載しました。

  • スーツにどんなデザインがあるのかが分かる。
  • TPOに応じたスーツのデザインを選べるようになる。
  • 誰かに何か言われたとしても意味を分かっているので気にしなくなる

それではスーツのデザインについてお話します。
ちなみにチェンジポケットは記事後半の「6.ポケット」にありますよ!

👇ちなみにスーツのネットオーダーについてはこちらの記事もおすすめです

スーツデザイン まず押さえるべきポイント

スーツデザインの前に、まず押さえておきたいポイントがあります。
ここを押さえておかないと場違いのスーツや役に立たないスーツを購入しかねません。
「そのポイントってなに??」
となるかと思いますので、ポイントを下記に記載しました!

  • 着用シーン
  • 試着
  • 予算

ここさえ押さえれば、スーツ選びで失敗する確率が大きく減ります!
では解説していきます。

着用シーン

スーツ選びにおいて一番重要なのが「着用シーン」です。
なぜならデザインで印象を大きく変わり、場合によってTPOにそぐわない時があるからです。

たとえば、ジャケットのポケット!
普通のポケットならビジネスにもちろん使えます。
対してアウトポケットはカジュアルに映るので、ビジネスでは不適切な場面も。。。

だからこそ

「どのような場面で着用するのか?」
「どのように他人から見られたいか?」

この視点から選ぶことがとても重要なんです。

試着

次に大事になるのが「試着」です。
これはスーツの形がいろいろあるスーツ店では特に重要です。
理由はこの2つ!

  • スーツの型によって着心地が変わる。
  • 似合う形と似合わない形がある。
私の実体験

実例が私の先輩がスーツを作りにきてくれた時です。
もともと私が勤めていたスーツ店は2種類の形がありました。
それはイギリス式とイタリア式。
いざ形を決めようとなった時に、先輩は試着もせずにイギリスにすると言いだします。
しかし説得して何とか試着してもらうと

イタリアのスーツの方がいいやん!

と180度意見を変えました(笑)
実際、先輩の体型にはイタリア式の方があっていて、シルエットもきれい。
また体に適した型だったので、先輩は動きやすくも感じていました。

私の実例のこともあるので、スーツの型が多数あるお店では特に試着してください。

予算

最後が「予算」です。
なぜならベース金額が決まったあとにオプションを決めていくからです。
これについて説明する前に、まずスーツ購入の流れをご理解していただきます。

  1. スーツ単体のベースの金額を決める。
  2. 追加料金が発生するデザインや項目を聞かれる。

見て頂いた通り、先にスーツを決め、後に細かなデザインを一つ一つ確認されます。

実体験から見るデザインを一つずつ確認する理由

先に何万円もするスーツを何着も提案されると、この金額がお客様の基準になります。
このあとに数千円のオプションを聞かれると安く感じ、お客様はついつい追加していました!
「そんなバカな、、」
と思われた方もいるかもですが、あなどってはいけません!

思ったより高くなったな、、、

このように思われるお客様はかなり多かったです!

ちなみに下記は追加料金がかかる仕様の一例です。

オプション料金の一例
  • ハンドステッチ:3,000円
  • 本切羽:2,000円
  • シロセット加工:2,000円
  • マーベルトゴム:1,000円

 ※スーツ店で料金は異なります。
 ※記載の金額は私が勤めていた当時の金額です。

このような思ったより高くならないように、自身の「予算」をしっかり持っておくことは重要なんです。

スーツデザイン スーツの形

つぎにスーツの形です。

スーツなんてどれも同じでしょ!

このように思っていませんか?
しかし先程の試着の話で少し触れましたが、実は違うんです!
かなり大きく分けて下記の2種類です
(※厳密にはもっと種類があります、、)

  • イギリス
  • イタリア

この違いについて解説していきます。

イギリス

引用:https://www.global-style.jp/

スーツの基本の型です。
この型の特徴は

イギリス型の特徴
  • 肩パッドが厚い
  • 第一ボタンの位置が高く、Vゾーンがやや狭い

メリットは見た目に力強く重厚感があり、真面目な雰囲気に見えます。
また流行に左右されない事もイギリス型スーツの大きな魅力です。

イタリア

引用:https://www.global-style.jp/

現在の主流となっている型です。
特徴はこちらです。

イタリア型の特徴
  • 肩パッドが薄い
  • Vゾーンがやや深い

イタリア型のスーツはイギリス式に比べ、全体の雰囲気がやわらかくなります
またパットが薄いので、肩回りの着心地が楽になるのも特徴の一つです。

スーツデザイン種類

ここからスーツの種類についてお話します!

  • シングルスーツ
  • 3ピーススーツ
  • ダブルスーツ

それぞれ特徴や見た目の印象も触れながらお話します!

シングルスーツ

一般的によく見る形です。
ビジネスや冠婚葬祭など、シーンを選びません。
スーツのデザインで一番汎用性が高いです。

3ピーススーツ

こちらもビジネスや冠婚葬祭で使用できます。
しかしシングルスーツよりもフォーマルな印象が強くなります。
そのため結婚式や式典でとくに活躍します!

ダブルスーツ

日本の企業で着用されている方は少ないです。
そのため、ビジネスでは現段階としてあまり向いていません。
しかしダブルはクラシックな印象かつフォーマルに魅せれます。
なので式典や冠婚葬祭に適しています。

スーツデザイン ジャケット

ここからは、スーツの顔ともいえるジャケットのデザインをお話します。
細かくみるとこれだけ決める箇所があります!

  1. ジャケットボタン
  2. 襟(ラペル)
  3. ベント
  4. 裏地
  5. ポケット

では早速お話します。

1. ジャケットボタン

前ボタンの数によって印象が変わります。
種類はこんな感じです。

前ボタンの数について
  • 1つボタン
  • 2つボタン
  • 3つボタン
  • 3つボタン(段返り)
  • ダブルブレスト

一つ一つお話していきます。

1つボタン

引用:deffert.net

前のボタンが1つだけ付いているタイプです。
フォーマルな印象が強く出ます
そのためビジネスシーンでは不向きとされています。
よく1つボタンが使われている代表例として

・タキシード
・モーニングコート

があります。

【1つボタンの着用シーン】
・結婚式、パーティー、式典、お葬式

【1つボタンをおすすめできる方】
・フォーマルスーツを求めている方
・結婚式やパーティー用のスーツが求めている方

2つボタン

現在の主流で最もスタンダートでベーシックな形。
着用シーンや時代に左右されないのが特徴です。
そのため長く使えるスーツとも言えます。

【2つボタンの着用シーン】 
・どんなシーン、場面でも大丈夫です。 

【2つボタンをおすすめできる方】
 ・着用機会が少ない方
 ・スーツを初めて購入される方

3つボタン

引用:therealreal.com

写真の通りボタンが3つ並んだスーツです。
Vゾーンが狭く、誠実で少し堅い印象を与えます。
日本では1990年ごろ3つボタンが主流でしたが、現在は2つボタンに変わりました。
そのためビジネスシーンでめったに見なくなった形です。

【3つボタンの着用シーン】 
・カジュアルなパーティ
・私服

【3つボタンをおすすめできる方】
・おしゃれが好きな方
・モッズスーツをお探しの方

私の3つボタンスーツのおすすめはモッズスーツ
この着こなしは現在でもカッコいいですよ!

※モッズスーツとは

1960年代にイギリスの若者の間で流行したスタイル。
細身のスリーピース、Vゾーンが狭いのが特徴です。代表例としてビートルズが挙げられます!

モッズについて興味ある方は「さらば青春の光」という映画がおすすめ。当時のモッズの文化やファッションが参考になります!

3つボタン(段返り)

引用:ringjacket.co.jp

3つボタンの中で、「段返り」と呼ぶデザインがあります。
それは第1ボタンのボタンホールがスーツの下襟(ラペル)の折り返し部分にかかっています。
2つボタンと同様にビジネスシーンでよく使われる形です。

段返りの魅力は何といっても襟の立体感!
第一ボタンを隠すように襟の反り返りが大きくなるので、襟が立体的できれいに見えるのです!

ダブルブレスト

写真のようなジャケットをダブルブレストと言います。
上着の打合せ部を大きく重ね合わせるのでVゾーンが締まるのが特徴です。
フォーマルな印象やクラシカルな雰囲気を与えます。

※注意※
購入時にダブルブレストはオプション料金が発生する事が多いです。

2. 襟(ラペル)

次に襟の種類についてです。
襟の種類は大きく3つあります。

  • ノッチ
  • ピーク
  • ショール

それぞれ解説します。

ノッチ

一般的な襟型でビジネスや冠婚葬祭問いません。
現在、一番汎用性の高い襟型と言えます。

ピーク

ドレッシーな印象になります。
そのため結婚式や式典向きです。

ちなみにダブルブレストのジャケットはピーク襟が一般的です。

ショール

引用:deffert.net

タキシードで使われるフォーマルな襟型です。
一般的でなく、ビジネスシーンではまず使いません

3. ベント

次は、体を動きやすくするための切れ込み「ベント」です。
しかしその切れ込みにも特徴があります!

  • センターベント
  • サイドベンツ
  • ノーベント

それぞれがどういった特徴があるのかお話していきます!

センターベント

後ろ真ん中の切れ込みのことです。
元々は乗馬をする人が動きやすいようにと作られました。

このセンターベントはスラっとした印象を与えます。
そのため細身のサイズ感と相性が良いです。

サイドベンツ

後ろ両サイドにある切れ込みです。
剣を刺しやすいように作られました。
サイドベンツはクラシックな印象を与え、すこしゆとりのあるサイズ感との相性がいいです。
また横が切れている分、パンツのポケットに手を入れやすいという特徴もあります。

元勤め先のスタッフのほとんどはこのサイドベンツでしたよ!

ノーベント

切れ込みが全くありません。
これは冠婚葬祭向きで一番フォーマルな印象を与えます。
そのため礼服のデザインとしてよく使われます

4. 裏地

裏地は主に以下の役割があります。

  • 着心地の向上
    (例えば、裏地があることで腕を通す時に滑らかになります。)
  • ジャケットの表地の痛みと汚れを軽減
    (例えば、汗が出た時に裏地が一枚あると表地まで届きません。)

ただ裏地にも貼り方がいろいろあります。
今回ご紹介するのは、この4種類です。

  • 総裏
  • 背抜き
  • 半裏
  • 大見返し

それぞれお話していきます!

総裏

全ての面に裏地を貼る方法
特徴はこちらです。

  • スーツの型崩れを防ぐ
  • 表地を守る
  • 夏は暑い

物持ちを重視する方はこの貼り方がおすすめです。
また全体に裏地があるので、派手な裏地を付けた時のインパクトもあります。

クールビズのときはジャケットを着用しないというお客様が多数いました。
そんな方には、必ず物持ちがいい総裏を提案していました!

背抜き

総裏に対して上記の張り方は「背抜き」と言います。
この貼り方の特徴はこちらです。

  • 軽い
  • 涼しい
  • 一部裏地が無いので、表地が傷みやすい

通気性を重視したい方はこの張り方がおすすめです。
また一部分裏地が抜けているので、総裏に比べ派手な裏地でも派手さは軽減されます。

裏地がないので総裏よりも少し涼しいです。
そのため熱がりの方や汗っかきの方には特におすすめしていました!

半裏

これは「半裏」と言います。
前述の背抜きよりも裏地を省いた仕様です。
背抜きとほぼ変わらない特徴を持っています。

  • 軽い
  • 涼しい
  • 一部裏地が無いので、表地が傷みやすい

スーツというよりもジャケットでよく見る仕様です。

大見返し

これを「大見返し」と言い、裏地を極力排して作られています。
大見返しも背抜きや半裏と似たような特徴です。

  • 軽い
  • 涼しい
  • 見栄えがいい
  • 一部裏地が無いので、表地が傷みやすい

この仕様は芯地、付属を省いたアンコンジャケットと相性がいいです。
ほかにもコットン、リネンなどのカジュアルスーツでよく使われます。

大見返しは表地を贅沢に使われるので、生地の仕入れコストが通常より高くなります。
なので店泣かせの仕立てなんです(笑)

👇裏地について詳しく知りたい方はこちらもご参考にどうぞ

5. 袖

スーツの袖にも種類があるのをご存知でしたか?
「そんなところ気にしたことがない、、、」
と思われた方も多いのではないでしょうか。

  • 袖の仕様
  • 袖のボタン配置

この2種類についてご紹介します。

袖の仕様

まずは袖の仕様です。
この2つをお話します!

袖仕様
  • 開き見せ
  • 本切羽

では、どう違うのかご説明していきます!

開き見せ

袖ボタンやボタンホールが飾りで付けられた仕様
もちろん飾りなので、袖口の開閉はできません
この仕様は既製スーツで多く見られます!

装飾があまり好まれない礼服(喪服)は開き見せがおすすめです!

本切羽

袖ボタンやボタンホールが付いている仕様。
飾りでないため、実際に袖口の開閉ができます
オーダーでよく見かけますが、オプション料金がかかる事が多いです。

機会があればスーツ店員の袖を見てください。
おしゃれで袖ボタンをひとつだけ外していることが多いですよ!

袖のボタン配置

次に袖のボタン配置です。
「こんな細かいところも⁈」
こんな風に思われた方もいるのではないでしょうか?
しかしスーツをオーダーする際はこんな細かいことも決めるのです!

袖のボタン配置
  • 重ね
  • 重ねない

正直、言葉通りではあります。
ですが、どんな感じで決めるのかも含めてお話します。

重ね

袖口のボタンを重ねている仕様です。
ボタンが重なっている分、袖が立体的で華やかでオシャレな印象になります!
装飾性が強く、フォーマルな場ではあまりおすすめできないです。
しかしビジネスシーンでは全く問題ありませんので、ご安心ください!

ちなみにこの仕様は「キッスボタン」とも言われています。
また一般的にイタリア式として知られています。

諸説ありますが、イタリア職人が自分の技術の高さを自慢するために始めたようです(笑)

重ねない

こちらは見た通りボタンが重なっておりません。
先程のボタン重ねがイタリア式に対して、重ねない仕様はイギリス式として知られています。
重ねよりもすこし堅い印象を与え、フォーマルからビジネスまで幅広く対応できます!

6. ポケット

ジャケットの最後にポケットをご紹介します。

  • フラップポケット
  • スラントポケット
  • チェンジポケット
  • アウトポケット

実は選ぶ形で視覚的に細く見せたり、カジュアルに見せたりもポケットはできます!
そんな形で印象を変えれるポケットをお話していきます。

フラップポケット

引用:https://www.global-style.jp/

一般的なポケットタイプです。
そのためビジネスや冠婚葬祭を選びません
なので汎用性が高いデザインと言えます!
ちなみに既製品でもよく見られます。

スラントポケット

引用:https://www.global-style.jp/

英国発祥の少しななめになっているポケットです。
視覚的に細く見えるのが特徴です。
所説ありますが、手を入れやすいように作られたと言われています。

チェンジポケット

右にポケットが二つある形。
こちらも英国発祥で、もともとはチップ入れでした。
このタイプはオプション料金がかかることが多いです。
ちなみに料金は1,000円前後が一般的です。

アウトポケット

ジャケットに外付けされたポケットです。
かなりカジュアルな雰囲気になります。
そのため私服で使用するようなジャケットでよく見られる形です!

スーツデザイン スラックス

つづいてスラックスです。
ここでは2項目だけお話します。

  • タック

この2つはスラックスの見映えを大きく作用します。
なので必ず押さえておいてください!

タック

引用:suit-style.jp

タックとは何かというと画像の赤丸部分のことです。
この折り込みが入る事で太もも周りに余裕が生まれます
なのでスポーツをしていて太ももが大きい方は特におすすめです。

ノータック

引用:https://fabric-tokyo.com/answer/suit/no-tuck

タックがないデザイン。
特徴としてはこんな感じです!

  • スラっとしたスッキリした印象になる。
  • 細身のサイズ感と相性が良い

ノータックはお尻周りや太もも周りに適度なゆとりしかありません。
なので全体的にスタイリッシュな印象となります。
細めのサイズ感がお好きな方におすすめです!

ワンタック

引用:dorso.jp

タックが左右各1本入るデザイン。
ノータックよりもお尻周りや太もも周りにゆとりが生まれます!
なのでスポーツをしていて太ももやお尻が大きい方は特におすすめです

  • 太もも周りに余裕がうまれる。
  • クラシックな印象になる。
  • 標準サイズや太めのサイズと相性が良い

ワンタックは全体的にゆとりが出ます。
そのためノータックよりも落ち着いた雰囲気です。

ツータック

引用:dorso.jp

タックが左右各2本入り、ワンタックよりもさらにゆとりがあるデザインです。

  • かなりゆとりがあり、見映えは太目
  • ワンタックよりもさらにクラシックな印象になる。
  • 太目のサイズ感と相性がいい

ちなみにウエスト位置が高いツータックはヨーロッパでかなり人気のデザインです。
日本ではアパレル店員で多く見受けられます!

引用:orihica.com|

足元の印象を決める裾の仕上げについてです。
裾の仕上げが変わると、印象も大きく違ってきます!

  • シングル
  • ダブル

まずはシングルから解説します!

シングル

裾が写真のように折り返しの無いタイプ。
ビジネスやカジュアル、冠婚葬祭など、どんな所でも使用できます
そのため汎用性が高いことが特徴です。

ダブル

裾を折り返しているタイプです。
こちらはビジネスやカジュアルシーンで使われます!
アパレルの店員はダブルが多いため、オシャレに見えやすいです。
しかし冠婚葬祭では使用しずらくなります、、、
なぜならシングルに比べ、カジュアル感が強く出すぎるからです。
なので冠婚葬祭では注意が必要です。

ちなみにダブルの幅(カブラ幅)の標準4cm、太め4.5㎝、細め3.5㎝です。
私の経験上、身長160㎝前後の方はダブルの幅を標準3.5㎝とした方が綺麗です。

その他デザイン

最後に細かいデザインを3つお話します。
これらは正直無くても問題はありません。
しかしあった方がスーツに高級感や特別感が出ます!

  • ベスト
  • ステッチ
  • 台場

それではどうぞ

ベスト

華やかさや威厳を表現できるのがベストの特徴です。
そんなベストの形にも種類があります。

  • 襟無シングル
  • 襟付シングル
  • 襟無ダブル
  • 襟付ダブル

それぞれどんなベストかご覧ください!

襟無シングル

引用:https://fashion-stylist.co.jp/formal_blog/20190318/

最もスタンダートなタイプのベストです!
既製服でも数多く販売されているので、見慣れている方も多いのでは?
オーソドックスなベストなので誰しもが挑戦しやすい形でもあります。
個人的に初めてベストを購入される方におすすめです!

襟付シングル

引用:https://fashion-stylist.co.jp/formal_blog/20190318/

さきほどのベストに襟が付いたタイプです。
襟無ベストよりもフォーマル度がさらに増します!
かしこまった式典などに使いやすい一着となります。

襟の形はノッチが基本です。
しかし他にもピーク、ショールの襟付ベストも存在しますよ!

襟無ダブル

引用:https://fashion-stylist.co.jp/formal_blog/20190318/

つづいて襟無ダブルのベストです。
ダブルの丈はシングルより短くなりますが、その分、足が長く見えるという特徴があります。
また着用時はクラシックな雰囲気で男らしい印象になるのも特徴の一つです。

世間で着用されている方は少ないです。
変わり種がお好きな方にはピッタリですよ

襟付ダブル

引用:https://fashion-stylist.co.jp/formal_blog/20190318/

最後は襟付ダブルのベストです。
ベストの中で一番威厳を出せるのが特徴です。
大人っぽい雰囲気を出せるので、渋い印象になりますよ!

襟付きダブルは威厳を出せ、体を大きく魅せることができます。
なので少しでもたくましく見せたい方や役員の方、胸板が薄い方におすすめです!

ステッチ

続いてステッチです!
ステッチとはジャケットやベストの縁にある縫い目のことです。
実はステッチの有無で相手に与える印象が変わりますよ!

ステッチなし

引用:deffert.net

ステッチがまったく入らない仕様フォーマルな印象になります。
そのため略礼服のようなフォーマルなスーツでよく使われています!
もちろん、ステッチ無のスーツをビジネスで使っても問題ありません。

AMFステッチ

この仕様をAMFステッチと言い、手縫いのようなステッチが高級感を演出します。
ただしオプション料金が発生するスーツ店も多くあり、注意が必要です。
もしAMFをご要望される場合、一度確認することをおすすめします。

ビジネスはもちろん、カジュアルなジャケットでも使用されています。
またAMFステッチは高級店の欠かせない仕様の代表と言えます。
必ずと言って良いほどAMFステッチは採用されていますよ!

ミシンステッチ

このステッチをミシンステッチと言います。
写真のように襟縁から幅をとったところでステッチがあるとカジュアルな印象となります。
そのため私服のジャケットでよく見られます!

お台場

そもそもお台場はジャケット内側のポケット周りを表地で囲う仕立てのことです。
こんな感じの仕様です。

引用:https://supremo.jp/blog/textbook_ordersuit_odaiba/

こんなことをする理由はこちらです。

表地を縫い合わせ、芯地のズレや型崩れを防ぐことで耐久性を高めている

表地を多く使うので、高級スーツでよく見かける仕様でもあります!

お台場なし

引用:https://supremo.jp/blog/textbook_ordersuit_odaiba/

既製スーツやオーダーでも標準の仕立てで多い仕様です。

三角台場

引用:https://supremo.jp/blog/textbook_ordersuit_odaiba/

ポケット周りに表地を縫い合わせた仕様。
角ばっているのが特徴です。

高級スーツを除いて、通常オプション料金が発生します。
料金は2,000円くらいが多いかと。

丸台場

引用:https://supremo.jp/blog/textbook_ordersuit_odaiba/

表地を贅沢に使ったお台場です。
ポケット周りに丸く縁取っているのが特徴です。

生地を贅沢に使っているので、角台場よりもオプション料金は高めです。
安くても3,000円プラスで発生します!

シーン別 おすすめスーツのデザイン実例

ここまで解説してきましたが、いまいちイメージがつかないと思います。
なので最後に実例をいくつか紹介したいと思います!

  • ビジネスシーン
  • オフィスカジュアル
  • 結婚式、式典
  • お葬式

この4タイプをそれぞれお話していきます!

ビジネスシーンの実例

ビジネスならどんな業種でも対応できるのがこの仕様です。
オーソドックスではありますが、不変のデザインとしての強みがあります!

ジャケット仕様
  • シングル2つボタン
  • ノッチ襟
  • センターベンツ
  • 袖 ボタン重ね、本切羽
  • AMFステッチ
  • フラップポケット
パンツ仕様
  • ノータック
  • 裾シングル

オフィスカジュアルの実例

すこしカジュアルな感じのデザインを選ぶといいですよ!
例えばこんな感じです。

ジャケット仕様
  • シングル2つボタン
  • ノッチ襟
  • サイドベンツ
  • 袖 ボタン重ね、本切羽
  • AMFステッチ
  • アウトポケット
パンツ仕様
  • ノータック
  • 裾ダブル

結婚式や式典の実例

3ピーススーツがおすすめ!
ベストが華やかさを演出してくれるからです。
おすすめの仕様はこんな感じです。

ジャケット、ベスト仕様
  • シングル段返り3つボタン
  • ノッチ襟
  • サイドベンツ
  • 袖 ボタン重ねない、本切羽
  • AMFステッチ
  • チェンジポケット
  • 襟付シングルベスト
パンツ仕様
  • ワンタック
  • 裾ダブル

お葬式の実例

喪服ではあまり装飾を付けるのが好ましくありません。
そのため装飾は極力省いた仕様がおすすめです!

ジャケット仕様
  • ダブルブレスト
  • ピーク襟
  • ノーベント
  • 袖 ボタン重ねない、開き見せ
  • ステッチ無
  • フラップ
パンツ仕様
  • ツータック
  • 裾シングル

ジャケットはシングルかダブルかは正直好みではあります。
しかし個人的には、よりフォーマルなダブルがおすすめです!

👇基本的な着こなしに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています!

まとめ

スーツのデザインについて色々記載はしましたが、言いたいことはこれだけです!

自分の立場や状況を踏まえ、TPOに合わせながら好みのデザインを選んでいくことが重要!

以上、ご参考までに^^

👇革靴の選び方はこちらの記事を参考にどうぞ!
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