最近、スーツ店に置きだしている「 フラッテリ・タリア・ディ・デルフィノ 」というブランド!
正直言うと、日本では知らない人だらけで知名度は本当に高くありません、、
しかしイタリアでは人気1位なのでは無いかというぐらい人気なんです!
- なぜデルフィノが評価されているの?
- 実際のデルフィノの生地のランクはどれくらい?
これらについて、この記事を読めば解決するように記載しました。
- デルフィノの本当の評価が分かります。
- デルフィノについて詳しくなります。
- デルフィノの生地の特徴を知れます。
デルフィノを知ってスーツ通になりませんか?
それでは本編をお話していきます。
タリア・ディ・デルフィノの生地のランクや評価とは?
まずタリア・ディ・デルフィノの生地のランクと対外的な評価についてお話していきます。
タリア・ディ・デルフィノの生地のランク
タリア・ディ・デルフィノの生地のランクはこのレベルです!
「エルメネジルド・ゼニア」や「ロロピアーナ」と同レベル
なぜそんな事が言えるのかというと、イタリアでデルフィノは「エルメネジルド・ゼニア」「ロロピアーナ」と並び世界3大ミル(毛織物工場)と称されているからです!
実際に触るとデルフィノの生地は品質が良いとわかりますよ!
タリア・ディ・デルフィノの世間的な評価
次にタリア・ディ・デルフィノの世間的な評価についてです。
実は本国イタリアでは、このように言われています!
対して日本では、デルフィノの知名度はまだまだ低くご存知でない方が多いです。
しかしアパレル業界や関係者からは特に評価が高く人気があります。
つまりデルフィノはスーツに詳しい酒落者に好まれているのです!
お客様の実際の反応
過去にご購入いただいた方はデルフィノのどこを気に入っていたかと言うと、大体の方はこのようにおっしゃられていました。
- 生地の質感がよかった。
- おしゃれな柄が気に入った。
- 生地の渋さに惹かれた。
生地の柄と雰囲気で人を惹きつけていると言えます。
また値段の面などでご購入に至らなかった方もデルフィノをカッコいいとおっしゃていました。
正直、高評価が多かったです!
なのでデルフィノは魅力的な生地だと思います!
そもそもタリア・ディ・デルフィノとは?
デルフィノの生地のランクや評価は前述通りでかなり良いと感じていただけかと。
ですが、そもそもデルフィノってどういう会社なのか?
つぎはこれについて深堀っていきます!
- 歴史
- こだわり
- 実績
- 顧客
この流れでお話します!
歴史
1903年にイタリアのストローナに工場が開設された事が始まりです。
創業当時からイタリア有数のトップテーラーのために最高級織物を提供していました。
そして1921年に初代オーナーの息子たちが、布地の取引を専門とするFratelli Tallia di Delfino社を設立。
さらに1929年梳毛織物の製造会社を新しく設立しました。
1933年、この取引部門と製造部門が一体となり、現在の市場をリードするウール生地メーカーとなりました。
細部にまで気を配った生産工程から生まれる完璧さは、近年、「メイド・イン・イタリー」のテイストとスタイルを世界に発信する企業としてのスタイルを確立しています。
起源に敬意を払い、過去からインスピレーションを受け続ける一方で、Tallia di Delfinoの品質は常に新しい形をとり、新たな成功を収めるために自らを更新しています。 定期的に目標を定める事で挑戦を続けています。
こだわり
デルフィノ社に、生地へのこだわりを示す言葉があります。
Authentic passion and conscious research
(真の情熱をもって意欲的な研究開発を行う)
創業当時より梳毛織物にかぎってはsuper120~150の高番手使いのウール、シルク、カシミアなどを使用した高級素材のみの生産を行っております。
そのためモンゴルのカシミアやオーストラリアのウールなど、デルフィノ社は最高の素材だけを世界中から輸入しています。
そして独自の製造プロセスと積極的な研究開発により、最高の生地を作っています。
この研究開発の代表的な製品として2011年に誕生した「24K」が挙げられます。
これは最高級のウールに24カラットの金を混ぜこむという製品で、デルフィノと金加工を専門とするピアナ・クレリコ社との共同研究開発によって作られました。
この製品によりデルフィノの高級ブランドとしての地位を確固たるものにしています。
実績
デルフィノの主な実績がこちらです。
- 2013年 サックス・フィフス・アヴェニューの第2回「Fabric No.1 Award」を受賞。
- ISO9002を取得。
Fabric No.1 Awardという賞は生地の品質が最も優れている企業に贈られるもので、デルフィノの生地の品質が世間一般に認められています。
またISO9002は国際品質保証規格の最高位であり、これを取得出来ている服地メーカーも少ないのです。
顧客
デルフィノの顧客はイタリアの高級ブランドばかりです。
具体的にはこちらのブランドです。
- KITON
- Cesare Attolini
- BRIONI
- ISAIA
- GUCCI など
みんなが知っているブランドとの取引があるという事でデルフィノの信頼性を示していると言えるかと思います。
タリア・ディ・デルフィノの生地について
最後にタリア・ディ・デルフィノにはどういう生地があるのか?
これについて解説します。
- 生地の特徴
- 代表的な生地
- 一般的な価格帯
この順でお話していきます。
タリア・ディ・デルフィノの生地の特徴
タリア・ディ・デルフィノの生地の特徴はこちらです。
- 柔らかさの中にハリとコシがある。
- 光沢がきれい。
- 色柄のバリエーションが多く渋い。
柔らかいだけならばシワになりやすいのですが、ハリとコシがあることによってシワにもなりにくい。
つまりイタリア生地が弱点とするシワをカバーできるのです。
タリア・ディ・デルフィノの代表的な生地
タリア・ディ・デルフィノの代表的な生地をお話します!
フランネル
生地の重さは280g/290gなのでフランネルにしては軽めです。
「フランネルは厚つみがあって重たい。」
このように思われている方には、この生地は軽く感じられます。
そして暖かいので個人的にデルフィノはおすすめなんです。
また色柄もストライプからチェック、無地といろいろなバリエーションがあります。
ご要望の色柄も見つかりますよ。
ナポリ
糸の細さがスーパー130と少し細めです。
そのためきれいな光沢を持ち、柔らかく肌触りが良いんです。
また抗菌、防しわ加工も施してもいます。
今日の世界を駆け巡るビジネスマンには理想的な機能性の組み合わせとなっています。
つまり光沢から高級感がありながらも、ビジネスマン向きの生地なんです。
デルフィノの印象はゼニアと同じく渋くカッコイイ!
個人的にゼニアよりもデザイン力が強く、珍しい生地が多いと感じます。
ゼニアは正統派、デルフィノはいい意味で異端児なんです。
価格帯
価格帯の相場は下記くらいが多いです。
タリア・ディ・デルフィノの価格:10万円前後
これもお店によって値段は変わりますので、悪しからずご了承ください。
ちなみに安い所だと6万円前後くらいです。
まとめ
今回はタリア・ディ・デルフィノについて解説しました!
簡単にまとめると以下です。
- 会社の歴史は100年以上と長く、ゼニアやロロピアーナよりもイタリアでは人気がある。
- イタリア生地の弱点であるシワを克服しており、さらにイタリア生地らしい肌触り、光沢感、デザインを持っている。
- アパレル関係者などの通が好む生地だが、一般の方も認知すると好印象を持つ。
以上、ご参考までに^^