スーツを検討する上でカルロ・バルベラを探し当てた方はラッキーです!
なぜならイタリア指折りの生地メーカーで、品質は間違いないからです。
そうは言うものの、このように思われる方も多いと思います、、
- バルベラの評判や品質は実際どうなんだろう?
- 店員さんが売りたい商品だけでは?
そこで今回はスーツの生地【カルロ・バルベラ】について解説していきます!
この記事を読めば、こんなことが分かりますよ。
- カルロ・バルベラの評判が分かります。
- カルロ・バルベラとは、どのような会社なのかが分かります。
- カルロ・バルベラの代表的な生地について分かります。
- カルロ・バルベラの実際の評判を知れます。
正直、スーツ店員ならバルベラと聞くだけで良いスーツだと感じます。
それだけバルベラに対して信頼しているんです!
前置きはこれくらいで、早速お話していこうと思います。
カルロバルベラの評判
カルロバルベラを下記の視点でお話します。
- 世間的な評判
- 実績から見る実際の評判
それではどうぞ!
世間的な評判
まず世間的な評判という事でイタリア国内ではどういう位置付けかをお話します。
- イタリア国内での評判
- イタリアでも生地メーカーが集結するヴィエラ地方での評判
この2つの視点からお話します。
①イタリア5大生地ブランドの一つ
イタリアの5大生地ブランドとして認知されています。
ちなみに5大生地ブランドはこの5社です!
- エルメネジルド・ゼニア
- ロロピアーナ
- フラッテリ・タリア・ディ・デルフィノ
- チェルッティ
- カルロ・バルベラ
つまり歴史ある高級ブランドのゼニア、ロロピアーナと肩を並べる実力だと判断されています。
②イタリア、ヴィエラ地方にある生地メーカー界の四天王
イタリアにあるヴィエラ地方に数多くの生地メーカーがあります。
実はバルベラはその中の四天王でもあるのです!
ちなみに四天王に選ばれたメーカーはこの4社です。
カノニコとレダも実力ある会社ですので、そこと比較されるくらいの会社という事です。
実際の評判
次に世間的な評判でなく、実際問題どうなのか?
これも2つに分けて解説します!
- バルベラを仕入れている会社
- お客様やスタッフの実際の反応
それではお話します。
①バルベラを仕入れている会社
実際にカルロバルベラの生地を仕入れている会社についてお話します。
高級メーカーが取引先と考えて問題ないです!
Kiton社
カルロ・バルベラの親会社です。
ご存知の通りKitonは高級ブランドの地位を築いています。
傘下になるにはそれなりの基準を満たしている必要があるはずです。
カルロ・バルベラの生地はそれを満たしていたからこそグループ企業になれたという事。
なので、品質の評価は良いという事の裏付けかと思います。
Hレッサー&サンズ
Hレッサー&サンズは生地の商社ですが、ただの生地商社ではありません!
チャールズ皇太子など、世界各国のVIPのみ顧客の生地商社なんです。
カルロ・バルベラはここと共同で仕事しています。
ちなみに、イギリスでは限られたテーラーしかHレッサー&サンズの生地を取り扱えません!
Hレッサー&サンズの高級ブランドとしての徹底ぶりは相当なんです。
私が勤めていたお店もHレッサー&サンズのバンチブックはありませんでした。
日本でもほとんどのお店で取り扱いがないはずです!
逆にここのバンチがあったら、その店の評価はかなり高いと言って良いです!
②お客様やスタッフの実際の反応
お客様の反応は色味や柄のデザインで気に入られる方が多くいました。
スタッフもいつもSUPER130’Sとフランネルは好印象です!
なのでを社販でスーツを購入するスタッフも多くいましたよ。
ちなみにスタッフも選んだ理由はお客様と同じで生地のデザインです。
バルベラは柄や色で興味を惹かれる生地だと言えます!
カルロ・バルベラとはどのような会社なのか?
先程の通りカルロバルベラの評判は正直良いです!
そんな評判のいいカルロバルベラはどういう会社なのか?
歴史やこだわりを交えて解説していきます。
歴史
1949年創業の比較的新しく、全世界に生地を提供している会社です。
現在まで旧式の織機を使うなど、かなり手の込んだ生地作りをしています。
手が込んでいる分、生地の品質は正直かなり良いです。
ちなみに2010年に高級ブランドKiton社のグループ企業となりました。
バルベラのこだわり
バルベラの理念がこちらです。
「天然で採取できる一番細くて長い素材だけを使用し、最高級の生地を生産する」
この言葉が示す通り、最高級の生地に仕上げるために、かなり手を加えています。
どういう風に手を加えているかと言うと、こちらです。
- 糸を地下倉庫に半年~1年ほど寝かす。
- 糸の緊張をほぐすことで糸本来の状態にする。
- 地下倉庫は1年中、気温7度、湿度75%を維持。
- ※縮充と※圧絨を時間をかけ、丁寧に行う。
このような作業を行っているんです。
この工程を丁寧に行う事で、生地の膨らみ感や色使いの美しさが際立って良くなるそうです。
現在に至るまで世界に認められる品質を保ち続けています。
※縮充
毛織物を水などに浸してもむと,織糸が縮んで布面が収縮します。
この収縮させる処理のことを縮充と言います。
※圧絨(あつじゅう)
毛織物の艶出し方法の一つ。
織物の組織をローラーで強く押し、毛羽を伏せて艶を出すやり方の事。
実績
バルベラの実績はこちらです!
EU圏内の高級ブランドが扱っているという実績と、取引値も他社の2倍になることからバルベラがいかに価値があるかが分かります。
👇カルロバルベラの公式サイトはこちら
カルロ バルベラ
カルロバルベラの生地について
生地にこだわりを持っているカルロバルベラですが、どういう生地があるのか?
それについて以下の3つを用意しました。
- 生地の特徴
- 代表的かつおすすめ生地
- 価格帯
それではお話していきます。
生地の特徴
バルベラの生地の特徴は
- バルベラにしかない色味がある。
- 生地の肌触りがかなり良い。
- 着用しやすい独特なデザイン。
- 生地は柔らかいが、割としっかりしている。
- 光沢も綺麗。
個人的に色の感じが好きでした。
他社ブランドに全くない色味を展開しているからです。
ちなみに全くない色味と言っても、派手な色味ではありませんよ!
ネイビーやブラックなどの定番色ですらバルベラ独特の色味があるんです!
昔、バルベラのブルーで少し色味を濁らせた生地がありました。
それが凄くきれいでお客様に好評でしたよ!
代表的かつおすすめ生地
カルロバルベラでおすすめ生地を3種類をご紹介します!
- モヘア
- フランネル
- SUPER130’S
この順でお話していきます。
1. モヘア
モヘア特有のシャリ感を持っていおり、通気性のある生地です。
生地の肌触りはすごく良いわけではありません。
しかし生地の張り感と質感が良いため、スーツの仕上がりはかなり良いです!
2. フランネル
この生地の肌触りはかなり良いです。
ゴワゴワした感じが全然無いのが特徴的でした。
また適度な光沢感があることやデザインの面白さも魅力の一つです。
3. SUPER130’S
生地の滑らかさと質感の良さが一番わかると思います。
光沢感もすごくきれいなので、個人的に一番好きな生地感です。
価格帯
価格帯の相場は10万円前後が多いです!
これもお店によって値段は変わりますので、悪しからずご了承ください。
ちなみに安い所だと6万円前後くらいです。
まとめ
最後にバルベラについて簡単にまとめました!
- 会社の歴史は浅いが、世間からの評価がかなり高い会社
- Kiton社のグループ企業
- 生地の特徴は柔らかさや光沢感など色々あるが、色やデザインが好まれる傾向にある。
以上、ご参考までに^^