かっこよく着こなしたいと思われている方でスーツの後ろ姿は気にされていますか?
意外に気にされている方は少ないのではないのでしょうか?
でも実はスーツの後ろ姿を女性は特に見ています!
なので本日はスーツの後ろ姿をテーマにお届けします。
- どういう状態がスーツの後ろ姿でかっこよくてかっこ悪いか。
- スーツの後ろ姿で気を付けないといけない体型や特徴の方。
- 残念になっていたとしてもどういう風に改善するのか。
それではお話していきます!
スーツの後ろ姿が重要である理由
なぜスーツの後ろ姿が重要かお話します。
理由はこちらです。
女性がスーツの後ろ姿まで気にしている。
つまり後ろ姿を気にしているのはご本人ではありません。
世の女性の方がスーツを後ろ姿までしっかり見ているのです!
なぜそんな事がいえるのか?
これは私の経験上、こんなお問い合わせがあったからです。
- 旦那様と奥様がスーツをお受け取りにご来店
- 旦那様がジャケットを試着
- ご試着後、奥様から「旦那の後ろ姿を何とかしてほしい。」とおっしゃられる。
この流れのように女性からのご指摘が本当に多かったです。
ちなみに同じ状況下でも、男性2人組の時は言われたことがありません。
やはり女性がいるときだけでした。
どういうスーツの後ろ姿がかっこいいのか?かっこ悪いのか?
スーツの後ろ姿のシワも無くシルエットが綺麗な時、カッコよく見えます。(👆写真右)
しかしシルエットが崩れていると一気に残念になります。(👆写真左)
主に残念なスーツの後ろ姿なこちらです。
- 背中にシワが入る
- ベントが開いている
- 着丈が短い
それぞれお話します。
背中にシワが入る
まずは「背中にシワが入る」についてです。
どういうことか解説します。
シワがあるとはどういう状況か?
これは一例ではあります。
このように様々なシワが背中に入っていることを指します。
背中にシワが入る原因
シワが入る原因はこちらです。
スーツが体に合っていない
肩が狭いのか、体型的に問題なのかなど原因は様々です。
例えばこんなことが挙げられます。
スーツが大きい、小さい
スーツが大きいと肩が落ちるので、ハの字のようなシワになります。
対してスーツが小さいと背中に引っ張られたようなシワが入ります。(👇写真)
体型とスーツが合っていない。
例えばなで肩の方は肩部分が下がるので、ハの字のようなシワになります。
逆に怒り型の方がスーツを着ると、肩部分が持ち上がり背中にシワが入ります。(👇写真)
背中にシワが入る場合の改善方法
シワが入っている方はこちらを私はおすすめします!
スーツを仕立てたお店やお直し屋に行く
正直、個人でなんとか出来ません。
なぜなら、シワがどこに影響しているのかを全体から判断する必要があるからです。
例えば、サイズが小さく、さらに怒り型の方は両方確認しないといけません。
なのでプロに確認してもらうのが一番いいです!
ちなみに修理出来て綺麗になると、こんな感じになります。
ベントが開いている
つぎにお話するのは「ベントが開いている」です。
どういう状況かをお話します。
そもそもベントとは?
まずベントについてお話します。
ベントとは何?
まずそもそもベントとは以下の事を言います。
ベント=スーツの切れ込みのこと
この切れ込みがあることで動きやすくなります。
ベントには種類がある。
またベントには種類があります。
- センターベント
- サイドベンツ
- ノーベント
それぞれ画像に示しました。
ご覧ください。
ベントが開いているとはどういう状況?
まずは下の写真をご覧ください。
センターベント、フックベントがお尻で割れていること。(👇写真)
ご覧いただいた通り、ベントが開いてしまっています。
この状態ではお尻がのぞいており、ダサく見えます!
このベントになりやすい方はこちらの方です。
- 体型的にお尻の大きい方
- かなり細見のスーツがお好きな方
この2タイプのどちらか一方でも該当する方は特になりやすいので注意してください。
カッコ悪いを少しでも改善する方法
さきほどのカッコ悪い状態を改善する方法として2つやり方があります。
- ウエストを大きくする。
- サイドベンツにする。
それぞれお話していきます。
ウエストを大きくする。
ベントの開きは大抵の場合、ジャケットのウエストが細すぎる事が影響しています。
なので解決策としてはこちらです!
ウエストを大きくする。
ウエストを大きくすれば、かなりマシになります。
またジャケットのウエストを大きくすると、こんなメリットもあります!
- 窮屈感がなくなる。
- ゆとりがある事で余裕のある雰囲気になる。
- 男らしい雰囲気となる。
ウエストが窮屈すぎると「細い」という印象よりも、「サイズが会っていないスーツを着ている」と見られます。個人的にはウエストを少し大きくする方をおすすめします。
サイドベンツにする。
続いての改善策はこちらです!
サイドベンツを選ぶ。
センターベントの場合、ジャケットの中心で割れてしまうので後ろ姿が残念になります。
しかしサイドベンツだと横から見ると開いていますが、真後ろからだと分かりません。
なので、お尻を綺麗に隠すといった点からサイドベンツの方が見栄えはいいです。
着丈が短い
最後は「着丈が短い」です。
ダメな理由はこちら!
レディースのジャケットを着ているように見える
間違ったジャケットを着ていると見られるので、避けた方がいいです!
まとめ
今回は後ろ姿についてお話しました。
簡単にまとめると下記です。
- ベントにはセンターベント、サイドベンツ、ノーベントがある。
- 特にセンターベントはベントが開く可能性があるので注意が必要。
- ベントが開いてしまう方はウエストを大きくする。もしくはサイドベンツにしてみるとよい。
これを次回のスーツ購入の際に検討してもらえるといいかと思います。
以上、ご参考までに^^