街を歩いていると、スーツの形が古いと感じた事ないですか?
そうなんです!
スーツの形もトレンドがあり、時代によって全然変わるんです!
そこで今回はスーツの形で時代遅れと感じるスーツと今のスーツについてお話します。
- どういうスーツの形が古いかが分かる。
- 流行に左右されないスーツの形が分かる。
- 形の合う合わないを確かめる方法もわかる。
それではお話します!
時代遅れでスーツの形が古いのはどういうの?
最初に形が古いスーツの形についてお話していきます!
どういうときに時代遅れでスーツの形が古いと感じる?
まず、どういうときに人がスーツの形で古く感じるのか?
結論を言うとこちらです。
今のトレンドからかけ離れ、過去に見た事があるとき
つまり、今の世の中で大多数の人が着ているスーツの形からかけ離れている。
しかも過去に流行った形であるとき。
こういう場合、人はスーツの形を古く感じるのです!
形が古いと感じるスーツの形の具体例
顕著に時代遅れで古いと感じるのはこの二つかと。
- バブル時代のスーツ
- 3つボタンスーツ
- ゴージラインが低いスーツ
(襟が下に急な角度のスーツ)
これは上手く着こなさないと、すごく古臭く感じるので注意してください!
今のスーツの形のトレンドは?
次に今のトレンドについてお話します。
ずばり下記のスーツの形です!
イタリア式のスーツ(上写真)
イタリアスーツと言われてもピンとこない方がほとんどかと思います。
なので特徴やメリットをお話していきます。
イタリアスーツの特徴
イタリアスーツの特徴も大きくいうと2つだけです。
- パットが薄め
- Vゾーンが深め。(ボタン位置が低い。)
全体の印象はやわらかいけども大人の余裕を感じさせる雰囲気が特徴!
言い換えると、どっしりした男らしい感じです。
イタリアスーツのメリット
イタリアスーツのメリットはこちらです。
- パットが薄いので、肩回りの着心地が楽。
- 胸板が厚い方はジャケットのおさまりが良くなる。
なぜ胸板が厚い方のジャケットのおさまりが良くなるの?
この問いにお答えします!
結論はジャケットのボタン位置が低いからです。
ボタン位置が低ければ写真の赤丸の大きさが示すように、胸に余裕を持たすことが出来ます。
そのゆとりが胸に厚みがある方のストレスを軽減されます。
なおかつジャケットの襟が浮くこともおさえられます。
なのでジャケットのおさまりが良くなるということです。
イタリア式スーツをおすすめ出来る人
最後におすすめ出来る人についてです。
- 胸板があつい方
- 役職が付いている方など風格を持たせたい方
前述通りボタンが低くなるので、胸板があつい方もジャケットの浮きを軽減できます。
逆に体型的になで肩の人はおすすめできません。
パットがないので、なで肩が強調されてしまうからです。
流行に左右されないスーツの形
では流行り廃りが極力ないような形はないのか?
このように思われる方はこちらのスーツがおすすめです!
イギリススーツ
イギリスのスーツはスーツの基本の形なので、トレンドに大きく左右されません。
イギリススーツの特徴
大きくいうと特徴は2つだけです。
- 肩パットが入っている。
- Vゾーンが狭い(ボタン位置が高め。)
見た目に力強く重厚感があり、真面目な雰囲気のスーツとなります。
イギリススーツのメリット
続いてイギリススーツのメリットです。
着用時にこんなことを得られます!
- 足長効果がある。
- 流行にあまり左右されずに着れる。
下記の画像をご覧ください。
左のスーツ(イギリス式)の方がボタンの位置が高いことがわかるかと。
このボタン位置が高くなると、人は腰位置が高いと錯覚します。
理由はウエストの絞り位置がボタンのところだからです。
つまりボタン位置が腰と感じるので、腰位置が高く見え、足が長く見えるということなんです。
イギリス式スーツをおすすめできる人
最後におすすめできる人はこちらです。
- 銀行員や公務員の方など、少しお堅い職業の方
- なで肩の人
上記の人はとくにおすすめです。
真面目な雰囲気があまり好きじゃない方は、この形を選ばない方がいいかと。
また、いかり肩の人は体型的に合わないことが多いです、、
肩パットやボタン位置について
先程お話した通りイタリアスーツとイギリススーツの違いは主に下記の2つでした。
- 「肩パットの厚み」
- 「ボタン位置の高さ」
この2つは他者に与える影響が特に大きく、印象の違いに影響しています。
なぜそんなことが言えるのかを理由を交えてお話します。
肩パットのあつみ
まずこの画像を見比べてください。
見て頂いたとおり、なで肩よりもいかり肩の方が力強い印象になるのです!
- なで肩 → 柔らかい
- いかり肩 → 力強い
スーツの話にもどすと肩パットにあつみがあるといかり肩に近くなります。
つまり肩パットにあつみのあるスーツは力強い印象になるということです!
ボタン位置の高さ
先程とおなじように2つのジャケットを見比べてください。
2つボタンより3つボタンの方がカチッとした印象となります。
つまりこういうことが言えます!
- ボタン位置が低い → 柔らかい印象
- ボタン位置が高い → 真面目な印象
つまりボタン位置だけで印象が変わるのです!
スーツの形選びの注意点
最後にスーツの形選びの注意点についてお話していきます。
スーツを選ぶ際は必ず試着をしてください。
- 試着が必要な理由
- 試着が必要と感じた実体験
この流れでお話します!
試着が必要な理由
スーツの形を選ぶ際に必ず試着をしてください!
なぜなら鏡越しに見た場合に、こういう事が分かるからです!
- 体型と合う合わない
- イメージとかけ離れていないか
個人的に古い形とかトレンドの形よりも似合っている方が重要です!
試着が必要と感じた実体験
スーツ屋に勤めていたときで、私の先輩がお店に来店したある日のことです。
こんなことが起こりました!
説明だけを聞いたときと試着した後でスーツの形が変わった
先輩はすぐに生地が決めたので、私はスーツの形の説明を行いました。
一通り聞き終えた先輩はこう言います。
イギリスの形がいい!
しかし私が試着してほしい旨を伝え、実際に試着すると意見が変わりました。
イタリアの方がカッコいいやん!
つまり試着しないと分からない事もあるということです!
スーツの形ひとつでコンプレックス解消??
あるお客様をご接客していた時の話です。
せっかくオーダーするので足をすこしでも長く見えるようにしたい。
とそのお客様がおっしゃられました。
深くお聞きすると子供のころに足が短い事をイジられ、それ以来コンプレックスだったそうです。
そこで足が長く見えやすいイギリススーツをご購入頂きました。
そして運命の納品の日。
ご試着して頂いたところ、
今までで一番見栄えが良い!
とおっしゃていただけ喜んでくださいました!
この実体験からスーツの形一つで改善される悩みもあるということがわかりました。
まとめ
まとめるとイギリスとイタリアには以下の特徴があります。
イギリス
- 流行り廃りがない形
- パットが厚く、ボタン位置が高い
- 全体的に真面目な印象を与える。
- ウエスト位置が高く、足長効果を見込める。
イタリア
- 今の主流の形
- パットが薄く、ボタン位置が低い。
- 全体的にやわらかい印象を与える。
- 胸板が厚い方はおさまりが良く、おすすめ。
そして試着はかならず行うことが重要。
自身が着用している姿とスーツの型があっているか試着で確かめてください!
以上、ご参考までに^^