スーツのシワの伸ばし方【ちなみにアイロンは不要です!】

手入れ方法

「スーツのシワがついてしまった。」「出張の時にスーツケースにスーツを持っていったら、シワクチャになっていた。」というような経験は無いでしょうか?そんな時に

アイロンがけは面倒だなあ
アイロンがけをせずに皺って取れないのか?
シワが付きにくい方法ってあるの?
シワに強いスーツってないの?

という風に思われている方も多いと思います。そこで今日は

◆目次
・スーツのシワの伸ばし方(アイロンは不要です。)
・アイロンを使わない事のメリット
・シワにならないための予防策

の流れでお話していきます。

【スーツのシワの伸ばし方(アイロン不要です。)】

やり方は「蒸気に当てて乾かす」だけです。

ウールの特性を利用する

ウールはもともと「吸湿性」と「復元力」があります。蒸気で水分を含ませることで、ウールが膨らみ、乾かすとだんだん元通りに戻っていきます。
理屈はこんなところで、続いて実際のやり方をお話します。

具体的なやり方3選

シワを伸ばすやり方を3つご紹介します

①入浴後のお風呂

入浴後のお風呂場に吊して置いて、約30分後くらいに出して風通しの良い所にかけて乾かす。

②霧吹き

気になる所に霧吹きを吹きかけて、風通しの良い所で乾かす。

③アイロンのスチーム

気になる所にアイロンのスチームのみを当てて、風通しの良い所で乾かす。

ここまでのまとめ

ウールの特性を利用し、スーツに水分を含ませて乾かすだけでシワは伸びます。

【アイロンを使わない事のメリット】

スーツの長持ちに繋がります。

熱による負荷がなくなるので、スーツのダメージも少なくなり、長持ちに繋がります。
具体的に言うと負荷が大きくなって傷めてしまった場合、アイロンをあてた所がテカったりしてきます。

時間の有効活用が出来る。

アイロンがけは時間が色々とかかるからです。

上記のやり方は基本的に水分を含ませ乾かすだけですので、数分で終わります。
対するアイロンがけは

  1. アイロンやアイロン台、あて布などを準備する。
  2. アイロンが温まるのを待つ。
  3. アイロンがけをする。
  4. 使った道具を片付ける。

という流れで、明らかに作業工程が上記のやり方よりも多く時間がかかります。

アイロンの予期せぬ失敗を避けれる。

そもそも上記のやり方はアイロンがけを行わないので、アイロンがけの失敗を避けることが出来ます。

なので、アイロンがけを失敗し、変なところに新しいシワや線を付ける事も少なくなります。

ここまでのまとめ

アイロンがけの回数が減るので、

  • スーツの寿命
  • 時間
  • 予期せぬトラブルを避けれる。

の点から考えてもメリットがあると言えます。

【シワにならないための予防策】

シワにならないようにするには

  • スーツのダメージを極力無くす。
  • もともとシワに強いスーツを選ぶ。

の二つがあります。それぞれお話します。

スーツのダメージを極力無くす。

これにはスーツがシワにならない行動が必要です。

例えば

  • 同じスーツの着用頻度を下げる。
  • 電車や事務所で椅子に座る際は、ジャケットを脱ぐ。 など

を行えば、当然着用していないので、シワになる確率も減ります。

先程の具体策に対するデメリット

ただ、ジャケットを脱いだり着たりしないといけないのも面倒ですし、スーツの着用頻度を下げるには、何着もスーツを持つ必要性があります。

スーツのダメージにならない行動をした方が良い理由

しかし、あとあとのシワを取る作業の方がわざわざ時間を作る必要性があるので、一連の行動の中で出来る「スーツがシワにならない行動」の方が面倒には感じないです。
またスーツも何着も持つとスーツの寿命も長くなりますので、結果的にコストパフォーマンスも良いです。
ちなみに私はスーツ屋で何着も持っていましたが、スーツ屋に入社当初のスーツを未だに現役で使っています。

ここまでのまとめ

シワを取る作業をする時間をわざわざ取る必要性を考えると、ジャケットを脱いだりする方がマシであります。

もともとシワに強いスーツを選ぶ。

もともとスーツにはシワに強いスーツというものが販売されています。

代表的なもので

  • イギリス生地
  • ストレッチ生地

があります。

なぜ強いかの理由

イギリス生地は生地を作成する際の打ち込みがしっかりしているので、生地自体のハリやコシがあるからです。
ストレッチは伸縮がある分、生地自体の回復力があるからです。

シワに強い生地を選ぶデメリット

機能性がある分、値段は少し高くなる傾向にあります。しかし、イギリス生地はウール100%で作られているのが多いので、見栄えは良いです。ストレッチスーツも伸縮が効くので、出張などの長時間移動を楽にしてくれます。

ここまでのまとめ

値段は少し高くなるかもしれませんが、イギリス生地またはストレッチ生地で作られたスーツは、シワに強い+αの機能性があるので、損しません。

【まとめ】

  • スーツのシワを伸ばすには蒸気にあてて乾かすだけで基本的には良い。
  • シワ伸ばしにアイロンを使わなければ「スーツの寿命」「時間」「脱トラブル」の面でメリットがある。
  • シワの予防策としてシワが付かない行動をとるか、シワに強いスーツを購入する事。

以上、ご参考までに。

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