スーツのサイズを直すにも限界がある?修理が可能範囲や料金について

豆知識

体型が変わってしまったり、スーツを友人からもらったりした場合に、いざスーツを着用すると、

  • スーツがきつい
  • スーツがぶかぶか

なんてことは今まで無かったでしょうか?そこで、スーツを修理しようと考えた時に

修理できる箇所はどの範囲まで出来るの?
修理はどこへ持っていったらいいの?
料金はどのくらいかかるの?

など疑問が出てくるのではないかと思います。
そこで今回は

スーツのサイズを直すにも限界がある?修理が可能範囲や料金について

というテーマでお話します。
この記事を読めば、

  • スーツの直しはどこまで出来るのかが分かります。
  • スーツを直せる適切なお店が分かります。
  • おおまかな修理の費用について分かります。

それでは本編をお話していきます。

【スーツの直しはどこまで出来るのか?】

スーツの直しは基本的にはどの部分でも可能です。しかし出来る範囲は1サイズ分までです。
では理由をお話します。

※1サイズについて
調整できる量が2㎝くらいと考えてください。

バランスが崩れるから

1サイズ以上にサイズを変更するとスーツ全体のバランスが崩れるからです。
そもそも服を作る際に型紙というものがあり、服はこの型紙に沿って作られます。

服の全体のバランスが整うように型紙は設計されていますが、直しを加えるという事はそのバランスを崩す作業となります。
つまりサイズ調整が大きければ大きいほど、型紙からかけ離れ、全体のバランスがおかしくなってしまい、見栄えが悪くなります。
そのおかしく見えないサイズ調整が1サイズ分という事です。

縫い代分しか不可能だから

サイズを大きくする場合は、縫い代の余り部分を使って大きくするのですが、その縫い代もそこまで大きくありません。
その縫い代を使って限界まで大きくしても、1サイズ大きくなるだけだからです。

逆を言えば、縫い代が無い部分を大きくする修理は不可能ということです。

縫い代について「肩」は特に注意が必要です。
なぜなら肩は元々縫い代がないので、ほぼ大きく出来ません。
なのでスーツをオーダーする際は特に注意してください。
その時に採寸している人とサイズのすり合わせを入念に行う事をおすすめします。

つまり一度大きくする修理をされた方やもともと肩がきついと感じられている方は大きく出来ない可能性が高いので注意が必要です。

ここまでで修理は難しそうだな、、と感じられた方はこちらご覧ください。
オーダースーツの最先端⁈納期1週間のスーツ店と対面0のスーツ店!

【スーツを直せるお店】

購入したスーツ屋や、イオンなどに入っている町の服の修理屋で対応してくれます。
ただ、持っていくお店は状況により変えた方が良いので、そのあたりをお話していきます。

サイズを重視する場合

購入したスーツ屋に行く方が良いです。

なぜなら、購入したスーツの寸法を把握しているからです。
修理が仕上がってきた際に、データで持っている寸法とメジャーで測った寸法が正確かどうかをお店でも検品してくれるからです。

安さを重視する場合

町の修理業者をお勧めします。

なぜならスーツを購入したお店は町の修理業者に出していることが多く、スーツ屋も修理代として利益を取らないといけないので、中間マージンを設定しているからです。

例えば、パンツの股下出しが1,000円だったとすると、スーツ屋はお客様に1,400円と伝え、400円の利益を確保するといった感じです。

つまりスーツ屋は中間業者でしかないので、町の修理業者と直接やり取りした方が安くなるのです。

※注意点

どれだけ修正するのかのサイズ量を確認は、まず購入したスーツ屋を訪ねてください。

先程もお話した通り、なぜなら

  • データを持っているので正確な寸法をお店側が把握している。
  • 型紙についてもある程度理解があるはずなので、サイズ変更した際の影響なども聞けるから。

サイズを聞いた上で、料金を重視したい方は購入したスーツ屋で修理するのは断って下さい。
これは経験談ですが、修理を受けると後の修理検品という業務が増えます。
なのでスーツ屋も修理は極力受けたくありません。
別の所で修理するというと、かなり快く思ってたりしますのでお気になさらず(笑)

【修理の費用について】

ここでは料金と時間についてお話します

料金について

基本的に高いです。理由と具体的な値段についてお話します。

工程数が多く、技術がいるから

修理というものは、スーツを開き、バランスを考えて裁断を行い、縫い付け、とそもそも作業工程が多くあるので、技術料として値段が高くなる傾向にあります。
また値段が上がる場合は、

時間がかかる修理内容
特定の職人しかできない修理

があり、これらに対しては時間や技術に料金をさらに加算されてしまいます。

つまり修理はそもそも工程が多い事と、修理によってはさらに技術や時間が必要だから値段に反映されてしまっているという事です。

具体的な値段

お店によっては違いますし、一概には言えないのでご参考までに。比較的にパンツの方が簡単な作業なので、安くなっています。

  • パンツの股下だし、つめ:1000円前後
  • パンツのウエスト詰め:2500円前後
  • ジャケットの袖詰め:3000円前後
  • ジャケットの肩詰め:7000円前後 など

見て頂いた通り、値段は高いので、全体の修理となるとスーツ1着買いなおせるくらいの値段になります。

修理よりもスーツを買いなおしの方が良いと感じた方は、こちらの記事をご覧ください。
オーダースーツの最先端⁈納期1週間のスーツ店と対面0のスーツ店!

修理にかかる時間について

時間はだいたい下記の時間を考えて頂ければと思います。

  • パンツ:1週間前後
  • ジャケット:10日前後

実際は、これよりも早くに仕上げてくる業者の方が多いです。

しかし注意が必要なのが3月です。
理由は新入生の学生服の修理で修理業者が繁忙期なので、時間は上記よりかかると考えていた方がよろしいかと思います。
また年末年始やお盆も工場が止まる影響で、上記よりも時間がかかると考えてください。

【まとめ】

修理は

  • 修理は小さくすることも大きくすることも可能。しかしバランスを考え1サイズまで。
  • サイズ確認はスーツを購入したお店で確認がおすすめ。ただし修理する場所は変更も有。
  • 料金は高い。期間は10日前後くらいだが、それより前に仕上がる事も多い。

以上、ご参考までに^^

すぐにスーツが必要な方はこちらの記事も参考にしてください。
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