ジャージみたいに着れるスーツとゴアテックスみたいなスーツ

スーツ生地の選び方

前回の投稿を読んでいただいた方は高級スーツは物持ちがよくないという事を理解していただき、生地についてもかなり詳しくなってきたはずです。なので今日は実用的に使える生地をご紹介したいと思います。

ちなみに普段の生活をかなり快適にしてくれるスーツがあるのはご存知ですか?
急に快適にしてくれると言われても分からないですよね(笑)
なので普段の生活で不快と感じる場面を考えましょう!例えば以下のような場面です。

スーツで座った時にきつい。

出張時にスーツケースの中にスーツをいれるとぐしゃぐしゃになった。

雨でスーツがビシャビシャになってしまった。

このような経験をされた方も少ないはずです。
そこでそんな悩みを改善するために今日は、
お仕事されている方が使いやすい生地
というテーマでお話します。具体的には

  • ストレッチ素材の生地
  • 撥水加工の生地

についてで、この記事を読めば、

  • ストレッチスーツのメリットとデメリットが分かります。
  • 撥水加工のスーツのメリットとデメリットが分かります。
  • ストレッチと撥水加工の生地の代表ブランドが分かります。

実は私こそがストレッチで劇的に仕事が楽になったと感じた一人です。
前職のスーツ屋で働きはじめたとき、私はストレッチがない普通のスーツを着て仕事をしていました。その時の状況として

  • スーツのサイズ感は細身にしていた。
  • 接客でほとんど動き回っていた。
  • 股下を測る際に立ったり座ったりの作業が頻繁にあった。

と当時着ていたサイズ感も相まって、体感的に窮屈でした。
そこで一度ストレッチのスーツに新調してみたところ、びっくりするくらい楽でした!

まずびっくりしたのが動きやすさです。
例えば立ったり座ったりする作業やスーツなのに肩を上げやすいところです。

このような事を体感しているからこそ、今回はお仕事で役立つスーツの生地「ストレッチ」「撥水」は特にお話しないといけないと感じました。
それではお話します。

ストレッチ素材の生地

引用:global-style.jp

まずおすすめなのがストレッチの生地です。
最近は私服でよく見かけますが、生地自体に伸縮がでることで私たちにどのような影響をあたえるのかをお話していきます。ではまずはメリットとデメリットからです。

メリット、デメリット

メリット

  • 動きやすい。
  • タイトなサイズ感でも窮屈でない。
  • シワに強い。

デメリット

  • クリーニングに弱い。
  • 種類がすくない。
  • 伸びきるとひざが出る。


デメリットにあるクリーニングに弱いと記載しましたが、とくに化学繊維の入ったストレッチスーツをクリーニングする際は注意してください。なぜならストレッチの機能性が損なうこともあるからです。なのでクリーニングに出す場合はストレッチ素材であることを伝えてください。

ストレッチ生地が適している方

以下の方には特にストレッチ生地をおすすめします。

  • 外回りの営業職の方
  • 事務職の方
  • タイトなサイズがお好きな方

ストレッチスーツは当たり前に動きやすいです(笑)。
なので動きまわるお仕事や長時間すわることが多い方はとくにお勧めです。
その他にも出張が多い方にもおすすめです。
なぜならシワになりにくい特性があるので、スーツのシルエットをきれいに保てるからです、
たとえばスーツケースの中にスーツを入れたとしても、普段のスーツよりストレッチのスーツのほうがシワになっていません。
なので出張の多い方におすすめです。

代表的なブランド

最後に代表的なブランドを3つだけ記載しました。ご参考にしてください。

マイクロファイバースパン
イージーストレッチ

トーニャ 
エストラート

ドーメル
EXELシリーズ

基本的にはこの3つで十分かと思います。
マイクロファイバースパンは安価でポリエステル混合なので割と丈夫です。
トーニャとドーメルはウール100%のストレッチ生地で、光沢があり高級感があります。
もちろんこの他にもストレッチをあつかっているブランドはあります。
気になる方はこちらよりお問い合わせください。

撥水加工の生地

引用:global-style.jp

次のおすすめは撥水加工が施されている生地で、名前の通り水をはじきます。
雨のときに適した生地ですのでおすすめとさせていただきました。
しかし撥水でも防ぎきれない場合もありますので、それも含めてお話します。
ではメリットとデメリットです。

メリットとデメリット

メリット

  • 水をはじくので雨がしみ込みにくい。
  • 汚れが付着しにくい。

デメリット

  • びしょ濡れになるとしみ込む。
  • ドライクリーニングはNG。
  • 洗濯が多いと加工が取れる。

こちらもストレッチと同じでクリーニングに注意してください。
あまり頻度が多いと加工がとれます
なのでこちらもクリーニングに出す際は、撥水加工が施されているスーツということを伝えてください。

適している場面

もちろんですが雨の日に適しています。
雨をはじくことと汚れが付着しにくいことで通常のスーツに比べ手入れが楽だからです。
ただしどしゃ降りの雨では撥水加工では対応しきれません。ご注意ください。

代表的なブランド

最後に代表的な有名ブランドの撥水生地をご紹介します

ドーメル
アクアプラン

レダ
ATTO

ロロピアーナ
レインシステム

ドーメルとロロピアーナはかなり有名なので記載しました。
たいしてレダは最近雑誌で取り上げられる事が多いのでおすすめにいれております。
ただ雑誌で取り上げられているからでなく、レダのATTOは撥水とストレッチ、防しわなんです。
なのでビジネスマンの方はかなり重宝するかと思います。

まとめ

  • ストレッチのある生地は伸縮があることで、動きやすく、タイトなサイズでも窮屈感がない。さらにシワにも強いので、出張の多い方にもおすすめ。
  • 撥水加工のある生地は雨をはじくだけでなく、汚れも付着しにくい。
  • ストレッチと撥水加工のどちらともクリーニングには注意。
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